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今週デビューの注目馬ピックアップ

11月23日
東京5R・芝1600m・18頭
アドマイヤグルス
ダンスグルーヴィ
フォギーデイ
カフェサンドリヨン
ターキッシュパレス
 アドマイヤグルスは強調された母の父エリシオ内に不備を生じているが、全体のバランスは良好。Raise a Native、Hail to Reasonなどのスピードが強調され、早期に安定した走りを見せる可能性がある。
 ダンスグルーヴィの配合はNjinsky7×4・7のクロス効果の判断が難しいが、スタミナ面に優れた内容を示すことは確か。硬い馬場での素軽さや切れに不安を残すものの、開花後のしぶとい末脚発揮が可能。

東京6R・ダ1600m・16頭
グーガルドリームズ
キズナビーム
アトランタテソーロ
アスターコルネット
タイセイレジーナ
 グーガルドリームズはA. P. Indy4×4(中間断絶)を呼び水として、Secretariat、Buckpasserの系列ぐるみにより全体をリード。米系の血の生かし方に妙味のある非常に個性的な配合で、ダート巧者タイプ。
 キズナビームは主導の明確性に欠けるが、影響度数値AFDCと好バランスを示す点が魅力。芝・ダート兼用資質を備え、開花後はマイル前後の距離で安定した走りが見込める血統構成の持ち主。

京都4R・ダ1800m・13頭
ガラスノヒトミ
ビハインドザサン
ハイアーグレード
タガノアレクシア
マコトイスカンダル
 ガラスノヒトミの配合はNearctic5×4の系列ぐるみを主導として、強調された母の父内Icecapadeに血を集合させた点に妙味がある。早期の開花が見込めるダート・マイル〜中距離タイプ。
 ビハインドザサンはMr. Prospector4×5・5の系列ぐるみが明確な主導となり、強調された父の父Pulpitと祖母ミズナの生かし方に良さがある。こちらも早期ダート適性は十分に備わっている。

京都5R・芝1400m・18頭
ファーストフォリオ
レジェモー
ネージュダムール
ユキネエ
カルトレガーメ
 ファーストフォリオは朝日杯FSを制したリオンディーズの全妹。スタミナ優位の配合内容で短距離対応は課題となりそうだが、父母内で生きている血の質は高く、きっちり仕上がった際の底力を秘めている。
 レジェモーはNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4・5×4が主導で、これにPrincely Giftのスピード、Wild Riskのスタミナをアシスト。好調期の意外なしぶとさを備えたマイラータイプ。

11月24日
東京5R・芝1800m・16頭
モーソンピーク
ソードライン
バルトリ
テンチシンメイ
セイウンクルーズ
 モーソンピークの配合はNorthern Dancer5×5・5・6を主導として、Sir Ivor5×6・7のアシストを受け、父の母方Alzaoの再現状態は良好。スピード優位の内容だが、距離の適応範囲は広いタイプ。
 ソードラインはLyphard5×4の系列ぐるみが主導。その父Northern Dancerも4代目でクロスし、血の集合の明確性に欠けるが、生きている血の質が高く、タフさや仕上がった際の意外性を秘めている。

京都5R・芝1800m・15頭
ウインラディアント
スピリトゥス
ノルトシュライフェ
アブレイズヒーロー
ヒロシゲダイヤ
 ウインラディアントの配合はNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4・5×4により全体をリード。マイル〜中距離路線で比較的早い時期から実績を残しやすいスピード・スタミナ比率を示している。
 スピリトゥスはこれぞという個性・迫力のある血統構成ではないが、母の父ファスリエフのスピードをうまく活用。Sir GaylordやDonatelloのスタミナアシストを受け、平均ペースのレースでしぶといタイプ。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ライチェフェイス 牡 父キングヘイロー 母ペロチャン/サクラプレジデント 平田修厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Halo3×4(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud5・6×6・7・8とBuckpasser5×6の系列ぐるみにより全体をリード。シンプルさやバランス面は今一つで、堅実な走りを見せるタイプではないが、全体を通じて大きな不備なく、スピード優位の形態が保たれた点は魅力。仕上げやすさを備えた芝・ダート兼用型の配合馬。
 
ルーツドール 牝 父ジャスタウェイ 母リュヌドール/Green Tune 藤岡健一厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer−Nearcticの系統により全体をリード。これにKhaled(=Hyder Ali)のスピ−ドをアシスト。父母間のクロス馬の位置や祖母の生かし方に問題を残し、ムラな面を見せるタイプ。とはいえ、強調されたWild AgainやGreen Dancerのスピードは比較的うまく活用され、好調期の芝中距離戦での意外性を秘める。
 
デアリングタクト 牝 父エピファネイア 母デアリングバード/キングカメハメハ 杉山晴紀厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 サンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Hail to ReasonとNorthern Dancerの系列ぐるみにより全体をリード。必ずしもシンプルな配合とはいえず、牝馬らしい仕上げやすさは今一つだが、生きているスピード・スタミナの質やバランスは良好。平均ペースの芝中距離向きで、開花後は中堅級以上で通用も可能。
 
ショウゲッコウ 牝 父プリサイスエンド 母スウィープイン/Sky Mesa 湯窪幸雄厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Broom Dance3×3(中間断絶)を呼び水として、Mr. Prospector4×5、次いでSecretariat5×6・6、Northern Daancer5×6の系列ぐるみにより全体をリード。近親度が強くシンプルさに欠け、信頼度の高い血統構成とはいえないが、米系スピードの生かし方に妙味はあり、好調期のダート戦での意外性は備わっている。
 
デンタルバルーン 牝 父トゥザグローリー 母デンタルハイジーン/プリサイスエンド 牧浦充徳厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Halo4×5とMr. Prospector4×5は中間断絶で影響力はやや弱まり、Njinsky7×5により全体をリード。ただし、主導の明確性やシンプルさに欠けることは否めず、切れ味のある脚質ではない。とはいえ、全体を通じて大きな不備を生じず、父母のスピードが活用されたことから、好調期には芝・ダートを問わずしぶとさ発揮が可能。
 
ガロアクリーク 牡 父キンシャサノキセキ 母ゴールドレリック/Kingmambo 上原博之厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 全体をリードするのはNorthern Dancerクロスを伴うLyphard4×4で、この主導は比較的明確。そして何より、His Majesty(=Graustark)やWild Risk、Tourment、Djebelなど、良質な欧州系のスタミナがアシストされたことが当馬のポイント。使われつつ良化する余地を残し、平均ペースのレースでしぶとい脚が使えるタイプ。
 
ティートラップ 牡 父シニスターミニスター 母マンボビーン/スズカマンボ 五十嵐忠男厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector5×5の系列ぐるみにより全体をリード。これにTurn-toクロスを伴うHail to Reasonのスピードをアシスト。強調された母の父スズカマンボが持つスピードをきっちり活用した点に見どころがある。硬い芝に適応する素軽さ・切れは不足するが、父のイメージ通りダート適性は備わり、開花後のタフな走りが見込める。
 
ディアマンミノル 牡 父オルフェーヴル 母イソノスワロー/デヒア 本田優厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・6×5・5は中間断絶のため影響力はやや弱く、全体をリードするのはPrincely Gift6×5の系列ぐるみ。血の流れや統一性は万全ではないが、影響度数値BBCFと非常にバランス良くまとめられ、特にオークス馬の祖母イソノルーブルの良さがうまく再現されている。平均ペースの中距離戦でしぶとさ発揮可能。
 
シャイニーズラン 牡 父キンシャサノキセキ 母カストリア/Kingmambo 森田直行厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 シュウジ(阪神C、小倉2歳S)の全弟。Northern Dancerrクロスを伴うLyphard4×5により全体をリードし、これにHis Majesty(=Graustark)、Tourmentなどのスタミナをアシスト。特に父の母ケルトシャーン内の欧州系の生かし方に妙味がある。スピードの持続力に優れ、同父産駒の中では成長力・底力を秘めた配合馬。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2019.05.09
『ザッツPOG 2019〜2020』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2019.04.27
『天才! のPOG2019〜2020』(メディアボーイ)が発売になりました。「T理論で配合を読み斬る! 新種牡馬のススメ」のコーナーを担当しています。
2019.04.25
『競馬王のPOG本 2019−2020』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。