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今週デビューの注目馬ピックアップ
1月19日
中山4R・ダ1200m・16頭
スマートマルシェ
アヴォンリー
ペイシャネガノ
ロジベーカ
ロンギングエレン
 スマートマルシェはNative DancerとBlenheimクロスを通じて祖母内カウアイキングのスピードを強調。父ノボジャックや母の父サクラバクシンオーのスピードも活用され、ダート短距離適性が備わっている。
 アヴォンリーの配合はRaise a Native、Tom Fool、Bold Rulerなどを前面でクロスさせ、祖母内カコイーシーズやマルゼンスキー、ボールドラッドのスピードを再現。ダート路線で開花後の安定した走りが可能。

京都2R・ダ1800m・16頭
フェードアウト
プリンシパル
アヴァンセ
フェリシタシオン
タケルライジング
 フェードアウトの配合はNureyev5×4の系列ぐるみを主導として、強調された父内Kingmamboや母の父Pivotal、祖母内デインヒルのスピード・スタミナを再現。開花後の安定味やしぶとさ発揮が見込める。
 プリンシパルはPolar Falcon2×4(単一)を前面に持つ非常に個性的な配合馬。父母の血の傾向からすると芝で持ち味を発揮するタイプと推測されるが、生きている血の質は高く、動向に注目してみたい一頭。

京都4R・ダ1400m・16頭
フューチャーベース
ダルトヴィラ
ディーズファンシー
ガーデンガーデン
タガノアリサ
 フューチャーベースはDamascus4×6(単一)により欧米の血をまとめ、Secretariat5×6の系列ぐるみにより全体をリード。スピード面に見どころのある配合で、ダート1400mという条件は合っている。
 ダルトヴィラのAlahmoud、Petitionのスピード、Crepello、Sir Gaylordのスタミナの前面で活用。生きている血の傾向は芝向きで、ダート対応は課題となるが、なかなか妙味のある配合内容を示している。

1月20日
中山4R・ダ1800m・16頭
モントカイザー
ノワールムーティエ
ブーケオブジュエル
ヘッドオブステート
ユイノオールマイト
 モントカイザーはGreen Desert4×4(単一)を呼び水として、Raise a Native、Nasrullahのスピードを前面で活用。仕上げやすい内容ではないが、欧米の血をうまく組み合わせた個性的な血統構成の持ち主。
 ノワールムーティエの配合はHalo、Donatelloの世代ズレなど見られ、必ずしもバランスの良い形態ではないが、LyphardやPocahontasクロスを通じて父の母方Alzaoの血が生きており、好調性の意外性は十分。

中山6R・芝1600m・16頭
サマーアイランド
セイウンフェアリー
レッドパルテール
トーセンバイオ
ミッキーフォンテン
 サマーアイランドは父がロードカナロアで、母内にはディープインパクト、デインヒルが配されており、同世代の重賞勝ち馬ファンタジストと共通性のある配合内容。早期マイル戦への適性を秘めている。
 セイウンフェアリーはAlmahmoud、Hyperionを主導とした血の流れの良さが魅力。全兄デスペラードのイメージ通り晩成・中長距離型で、マイルのスピード対応に課題を残すが、配合内容はしっかりしている。

京都6R・芝1600m・16頭
シルヴァーソニック
クインオブザシーズ
マナブフェイス
キープザレスト
アンドラステ
 シルヴァーソニックはNorthern Dancer5・6×4(中間断絶)を呼び水として、母エアトゥーレのスピード・スタミナを再現。欧州系の生かし方が良く、開花後は芝マイル〜中距離戦でしぶとい走りが可能。
 クインオブザシーズはドイツ系の血に不備を生じた点が惜しまれるものの、ノヴェリスト産駒としてはシンプルかつバランス良くまとめられている。早期から安定した走りを見せる可能性を秘めた配合馬。

中京5R・芝2000m・18頭
クールウォーター
モニュメントキング
オメガダヴィンチ
ネガイ
オセアグレイト
 クールウォーターはカミノタサハラ、ベルキャニオン、マウントシャスタ、ボレアスらを全兄に持つお馴染みの良血。父の父方Haloへの血の集合力を備え、芝・ダートを問わず早期から中距離対応可能。
 モニュメントキングはStorm Cat3×4(単一)を呼び水として、Tom Rolfe-Ribotのスタミナを前面で活用。個性的で妙味のある血統構成を示し、きっちり仕上がった際の意外なしぶとさ発揮が見込める。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ナガレボシトリキシ 牡 父ヘニーヒューズ 母ローズボー/スピニングワールド 中野栄治厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer5×4・5・6(中間断絶)を呼び水として、影響度数値BBGBと非常にバランス良くまとめられ、母の父の生かし方にも見どころがある。主導の明確性や血の統一性は万全ではなく、使われつつ徐々に良化するタイプと推測されるが、開花を果たせばダートの中堅クラスで堅実な走りを見せても不思議はない。

ザダル 牡 父トーセンラー 母シーザシー/Lemon Drop Kid 大竹正博厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×4を呼び水とした形態で、Lyphard主導型の父の特徴を捉えた血統構成とはいえない。そのかわり、全体のバランスはしっかり整っており、父母を通じて大きな不備を生じずにまとめられた点は長所。ややツメは甘いタイプと推測されるが、開花後は芝・ダートを問わず安定した走りを見せる可能性を秘めている。

ララクリュサオル 牡 父Gone West 母Lindy/War Front 今野貞一厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Gone West2×4は、その父Mr. Prospectorの世代ズレで中間断絶となり影響力を弱めている。全体をリードするのはSecretariat4・5×6の系列ぐるみとNative Dancerクロスを伴うRaise a Native4×5・6。近親度が強くモロさは同居するが、米系スピードの生かし方に妙味があり、好調期に意外なスピード発揮が可能。

フラッシングジェム 牝 父エイシンフラッシュ 母ロマンシングジェム/アグネスタキオン 大和田成厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer6・7×5・5の系列ぐるみにより全体をリード。祖母ルビー(ロックオブジブラルタルの全妹)のスピード・スタミナを再現した点が長所。父内ドイツ系に不備を生じており、ここが信頼を欠く要因だが、Acropolis(=Alycidon)のスタミナが押さえられ、きっちり仕上がった際のしぶとさやタフさが備わる。

パールデュー 牝 父キングカメハメハ 母ブルーメンブラット/アドマイヤベガ 黒岩陽一厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・5・7×4・5(中間断絶)を呼び水としてTopsiderを強調。Nasrullah、Tom Fool、Case Aceのスピード、Princequillo、Hornbeam、War Admiralのスタミナをアシスト。ダート1800m戦での勝ち上がりだが、生きている血の傾向からすると平均ペースや少し時計を要する芝への適性も備わっている。

サトノソロモン 牡 父ディープインパクト 母イルーシヴウェーヴ/Elusive City 池江泰寿厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Hail to Reason、Almahmoudなどが世代ズレを生じたことはマイナス材料となるが、Sir Ivor、Pocahontasクロスを通じてAlzaoのスピード・スタミナがしっかり活用された点は見どころ。Busted、Queen's Hussarの生かし方や全体のバランスも悪くなく、仕上がった際の意外性を秘めた配合で、距離の適応範囲も広いタイプ。

マリアズハート 牝 父Shanghai Bobby 母Maria's Dance/Maria's Mon 菊沢隆徳厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reason6×5の系列ぐるみを主導として祖母内Red Ransomを強調。そのスピード・スタミナ要素をきめ細かく押さえ、シンプルかつバランス良くまとめられた点が魅力。これぞいう個性・迫力はなく、上位クラスに入った際にはツメの甘さを見せるかもしれないが、開花後の安定した走りが見込める血統構成の持ち主。

ゲバラ 牡 父ディープインパクト 母エリモハルカ/ナリタトップロード 伊藤大士厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5×5・6(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud、Lady Angela−Hyperionにより全体をリード。次いでCourt MartialやDonatelloのスタミナを補給。Gainsbroughを核とした血の流れが保たれ、スピード・スタミナのバランスも整っている。好調期に平均ペースの中距離戦でしぶとい末脚発揮が可能。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2018.05.10
『ザッツPOG 2018〜2019』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2018.04.26
『競馬王のPOG本 2018−2019』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。