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今週デビューの注目馬ピックアップ

次回は9月20日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ローレリスト 牡 父ブラックタイド 母スプリングシーズン2/Dansili 中川公成厩舎
評価  中〜長 芝○ ダ□
 血の集合が少しわかりにくく、スタミナ優位の内容を示すことからも、開花に時間を要するタイプと推測される。とはいえ、Donatelloのスタミナ、Vilmorin−
Gold Bridgeのスピードなど、欧州系の血をうまく活用したことや、「44」と少ないクロス馬でまとめられた点は魅力。きっちり仕上がった際の意外性は十分に秘めた配合馬。
 
ウィーンソナタ 牝 父エスケンデレヤ 母スイートフィズ/クロフネ 伊藤圭三厩舎
評価  短〜マ 芝□ ダ○
 Northern Dancer5・5×4・6の系列ぐるみを主導として、これにQueen Sucree−Cosmahのスピード、Robertoのスタミナをアシストした個性派配合馬。近親度が強くシンプルさに欠けるため、芝への対応力や安定味に欠けるタイプだが、早期やローカルなどの単調なダート戦で意外なしぶとさを発揮する可能性はある。
 
ピュアカラー 牝 父ワールドエース 母ヴィヴィッドカラー/ダンスインザダーク 橋口慎介厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 サンデーサイレンス3×3(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer5・6×5・5の系列ぐるみと、Turn−toクロスを伴うHail to Reason5×5・5により全体をリード。父内ドイツ系に不備を生じ、安定味は今一つだが、強調された母のキーホースは押さえられ、平均ペースや少し時計を要する馬場でのしぶとさが備わる
 
アポロニケ 牝 父アポロキングダム 母サンレイククイン/Cozzene 岩戸孝樹厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 前面に異種のクロスが派生してシンプルさを欠き、血の統一性も備えられなかったことから、安定味や器用さといった点に不安を残す配合形態。長所は全体を通じて大きな不備を生じず、強調された母内Cozzene、Cure the Bluesのスピード・スタミナがうまく押さえられたこと。好調期にしぶとい先行力を武器とした走りが可能。
 
ショウナンハレルヤ 牝 父キズナ 母ショウナンガーデン/クロフネ 矢野英一厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・6×6・6・6の系列ぐるみを主導として、Busted〜Donatelloのスタミナを活用し、父の特徴を比較的うまく受け継いでいる。Hail to ReasonやBold Rulerといった米系の血がアシストされ、スピード・スタミナのバランスも良好。マイル〜中距離路線で息の長い末脚を武器とした走りが期待できる配合馬。
 
レーヌブランシュ 牝 父クロフネ 母アンジュエ/アグネスタキオン 橋口慎介厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×6、Never Bend5×6、Bold Ruler5×6の系列ぐるみを主導として、強調された父のキーホースをしっかり押さえた点は長所。クロス馬の種類「65」と血の統一性を欠くことや、母内の生かし方が中途半端になったことから、硬い馬場での切れ味は不足するが、ダートや時計を要する芝への適性は備わる。
 
コントレイル 牡 父ディープインパクト 母ロードクロサイト/Unbridled's Song 矢作芳人厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reason、Almahmoudは世代ズレとなったが、結果的にNorthern Dancerクロスを伴うLyphard4×6の主導が明確となり、強調されたAlzaoへの血の集合力も備わっている。スタミナ面は万全とはいえず、ここ一番の底力は不足するが、好調期の決め手発揮が期待できる配合馬。ダートもこなせるタイプと推測される。
 
ミアマンテ 牝 父キングカメハメハ 母ミスエーニョ/Pulpit 木村哲也厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 近親度の強い形態だが、Mr. Prospector3×4の系列ぐるみ主導が明確となり、父母内の欧米のキーホースもしっかり押さえられている。成長力・底力はやや不足するものの、Bukpasser、Nijinsky、Sayajirao(=Dante)などのスタミナが押さえられ、単なる早熟型ではない。好調期の意外性を秘めたマイラータイプの配合馬。
 
クリノアンカーマン 牡 父キンシャサノキセキ 母キーオブライフ/キングズベスト 高橋義忠厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ□
 Northern Dancer5×6・6(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。母の血がやや新しく、His MajestyやCourt Martialなどが世代ズレを生じたが、全体のバランスは決して悪くない。父内のキーホースがシンプルに押さえられた点は当馬の見どころで、開花後のしぶとさ・タフさ発揮が可能。
 
ライティア 牝 父ディープインパクト 母シンハリーズ/Singspiel 石坂正厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Halo3×4(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。マイナスは祖母の世代が後退したことで、ムラな面を見せることは予想される。とはいえ、Haloへの血の集合力を備え、同父産駒としては仕上げやすい形態。上質なスタミナ要素は不足するが、早期の芝中距離で有利に戦える可能性を秘める。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2019.05.09
『ザッツPOG 2019〜2020』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2019.04.27
『天才! のPOG2019〜2020』(メディアボーイ)が発売になりました。「T理論で配合を読み斬る! 新種牡馬のススメ」のコーナーを担当しています。
2019.04.25
『競馬王のPOG本 2019−2020』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。