『Weekly 血統リポート』
2025年3月13日号発売中!
【コンテンツ】
新馬・未勝利戦勝ち上がり馬(3月8日〜3月9日、18頭)の配合評価&9代分析表
■2歳・3歳特別レース出走馬配合評価一覧(スプリングS、アネモネS、昇竜S、ゆきやなぎ賞)
価格=1,200円

6月の2歳新馬戦開幕から日本ダービー開催までを1つのサイクルとして、毎週発行いたします。前週の2歳・3歳の新馬戦・未勝利戦勝ち馬評価と9代クロス馬分析表に加え、2歳・3歳特別レースが組まれている週には、その出走確定馬の配合評価一覧を収録します。
※6月以降の3歳未勝利戦勝ち馬については、短評を省略した評価データを掲載。また、3歳特別レースの評価掲載は日本ダービー開催週まで(3歳限定重賞レースは菊花賞まで)となります。
※変則開催の場合を除き、毎週木曜日の夜に販売を開始する予定です。 ※商品内容や販売時期、価格等は変更になる可能性がありますので、ご了承ください。
新馬戦勝ち馬配合評価(簡易版)
現3歳世代の新馬戦は終了しました。
2歳・3歳重賞レース上位馬配合評価 (G1=5着、G2=3着、G3=2着まで)
スプリングステークス・G2・芝1800m
1着
ピコチャンブラック 牡 父キタサンブラック 母トランプクイーン/ネオユニヴァース
評価 A 中〜長 芝○ ダ□ @□ A□ B□ C□ D○ E□ F□56 G○ H□ I□ J○ 日本適性△ 成長力○
サンデーサイレンス3×3(中間断絶)を呼び水として、Turn-toクロスを伴うHail to Reason5×5・6により全体をリード。これにCrepelloのスタミナをアシスト。硬い馬場での瞬発力勝負に不安を残すものの、母内で生きている血の質は良好。使われつつ徐々に成長する芝中長距離タイプで、開花後の底力を秘めた配合内容。
2着
フクノブルーレイク 牡 父ウインブライト 母ブルーエクセル/ロードカナロア
評価 C マ〜中 芝○ ダ○ @□ A△ B□ C□ D△ E□ F○48 G□ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
サンデーサイレンス3×5(単一)を呼び水として、Mr. Prospector5×5・6の系列ぐるみにより全体をリード。母の血が新しくバランスは今一つで、母の父内の不備もマイナス材料。そのため、クラスが上がった際の決め手や信頼度はやや低い形態。Nijinsky、Prince Johnなどスタミナのアシストは悪くなく、タフさは秘める。
3着
キングスコール 牡 父ドゥラメンテ 母レインオンザデュー/Frankel
評価 B 中距離 芝○ ダ○ @□ A△ B□ C□ D○ E○ F□53 G□ H□ I□ J□ 日本適性△ 成長力□
Mr. Prospector4×5・6(単一)を呼び水として、Northern Dancer6・6・6・8×5・6の系列ぐるみにより全体をリード。祖母内Traffic Copの血が古く世代ズレを生じており、ここが信頼を欠く要因。とはいえ、全体のバランスは保たれており、開花後のタフな走りが可能。力の要る芝やダート中距離戦が合うタイプ。
by つきじ修治
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メディア掲載情報
2024.04.24
『競馬王のPOG本 2024−2025』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「名人たちのオススメ10頭」コーナーを担当しています。
2024.04.22
『天才!のPOG青本 2024−2025』(メディアボーイ)が発売になりました。当事務所は「T理論で予見する!新種牡馬スカウティング・レポート24」コーナー他を担当しています。
ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準
ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。
@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力
血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。
評価ランクと合計ポイント(生産全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (1%)
Aランク= 70〜75(6%)
Bランク= 60〜65(25%)
Cランク= 50〜55(40%)
Dランク= 40〜45(25%)
Eランク= 35以下 (3%)
≪近年の活躍馬の評価例≫
Ace Impact 牡 父Cracksman 母Absolutly Me/Anabaa Blue
評価ランク=S
@主導明確性 ○
A位置・配置 △
B血の結合度 ○
C血の集合力 □
D弱点・欠陥 ○
E影響度バランス ○
F種類・数 □51
G質・再現度 ○
H流れ・統一性 □
Iスピード要素 ○
Jスタミナ要素 ○
-----------------------
■芝適性 ○
■ダート適性 □
■日本適性 △
■成長力 ○ 距離適性=中〜長 《評価コメント》 Northern
Danzig5・5×4の系列ぐるみを主導として、これにNever Bendのスピード、Bustino〜Crepelloのスタミナをアシスト。生きている血の質は非常に高く、そして何より、Allegretta5×4(中間断絶)によりドイツ系など特殊な欧州系の血をまとめた点に妙味がある。近年の凱旋門賞馬の中でも特に優れた血統構成を示している。
イクイノックス 牡 父キタサンブラック 母シャトーブランシュ/キングヘイロー
評価ランク=A
@主導明確性 ○
A位置・配置 □
B血の結合度 ○
C血の集合力 □
D弱点・欠陥 □
E影響度バランス □
F種類・数 □55
G質・再現度 ○
H流れ・統一性 □
Iスピード要素 □
Jスタミナ要素 □
-----------------------
■芝適性 ○
■ダート適性 □
■日本適性 △
■成長力 □ 距離適性=中距離 《評価コメント》
Halo4×4は中間断絶で影響力はやや弱く、全体をリードするのはNorthern Dancerクロスを伴うLyphard5・5×4。この主導は父の傾向を受け継ぐもので、さらにSir Ivor6×5の系列ぐるみによるスピード・スタミナアシストにも魅力がある。仕上げやすい内容ではないが、きっちり開花した際の意外性は十分に秘めている。
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