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今週デビューの注目馬ピックアップ
9月23日
中山5R・芝1600m・16頭
グランドピルエット
ベリータ
ロイヤルバースデー
ショウナンバリウス
スガノブリランテ
 グランドピルエットはMr. Prospector4×5の系列ぐるみを主導として、Buckpasser、Flaming Pageなどの米系スピード・スタミナを活用。堅実なタイプではないが、好調期の意外なしぶとさを秘めた配合馬。
 ベリータはNijinskyとHail to Reasonを前面でクロスさせ、これにQuill−PrincequilloやHyperionのスタミナをアシスト。平均ペースの中距離戦向きで、開花後のタフな走りが期待できるタイプ。

阪神5R・芝1200m・10頭
トンボイ
メジャーレート
テオゲネス
ヘヴンリーブライド
コンノートヒューズ
 トンボイの配合は母の血が新しく、世代ズレを生じているが、結果的にHyperion、Mahmoud系を主体とした血の流れが保たれた点に妙味がある。仕上げやすく、早期レースでの意外性が備わっている。
 メジャーレートはHail to ReasonとAlmahmoudの系列ぐるみを主導として、父の父方Haloに血を集合させた血統構成。ノーザンテーストのアシストもあり開花の早いタイプで、芝・ダートともに対応可能。

9月24日
中山4R・ダ1200m・16頭
プタハ
リードザウインド
スズカアーチスト
タガノアム
エルモアレッタ
 プタハは父の血が少し後退しているが、強調された母内Red God、Haloのスピード、Nijinskyのスタミナをしっかり活用。生きている血の質は良好で、芝・ダートを問わず好調期の粘りある走りが期待できる。
 リードザウインドはBold Ruler−Nasrullahの系統を主導として、母内Secretariat、Never Bendのスピードを再現。父母間に少し世代ズレは見られるものの、早期・短距離戦への適性が備わっている。

中山5R・芝2000m・12頭
エピキュリアン
ドーファン
ダイワメモリー
マイネルプリンチペ
ジャストアキッス
 エピキュリアンはNureyev5×4の系列ぐるみを主導として、強調された母の父バゴの持つスピード要素をうまく活用。全体バランスも整っており、芝中距離路線でしぶとい末脚発揮が可能なタイプ。
 ドーファンはこれぞという個性・迫力に欠ける配合形態だが、母シャルロットノアル内のスピード・スタミナ要素をきめ細かくクロスさせた点は魅力。開花後の安定した走りが期待できる芝マイル〜中距離型。

阪神5R・芝2000m・8頭
レッドエクシード
トーセンブレイヴ
アルムフォルツァ
サニーレイ
 レッドエクシードはCosmah4×6の系列ぐるみを主導として、Somethingroyal−Princequilloのスタミナをアシスト。祖母内Alyadarなどのスピードもアシストされ、早期に頭角を現す可能性を秘めた配合馬。
 トーセンブレイヴはトゥザグローリー、トゥザワールドらと同血で、Northern Dancerクロスを伴うNureyev4×3が主導。血の流れや結合力に良さがあり、きっちり仕上がった際の決め手を備えた配合馬。

阪神6R・ダ1400m・16頭
クールキッズ
スーブレット
オペラグローブ
スズカビレッジ
コラード
 クールキッズはNorthern Dancer4・6×4(中間断絶)呼び水のもと、AlmahmoudやNever Bendなどのスピード・スタミナを傘下に収め、バランス良くまとめられている。芝・ダート兼用の堅実派配合。
 スーブレットは父の主導Almahmoudのクロスがなく、どちらかといえば使われつつ良くなるタイプだが、Hail to Reason4×5(単一)を呼び水としたシンプルな異系形態を示している。ダート巧者タイプ。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

スピアーノ 牝 父ヴィクトワールピサ 母マイネレーヌ/マイネルラヴ 池上昌和厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Mr. Prospector4×4は単一に近い形態のため影響力はやや弱く、他にこれぞという主導勢力を持たないことから、上位クラスに入った際の決め手に不安を残す。とはいえ、Sicambre、Wild Risk、Klaironなど良質な欧州系スタミナが活用された点は魅力。牝馬としては仕上げやすさに欠けるものの、開花後の安定した走りが可能。

メイショウヒサカタ 牝 父シニスターミニスター 母メイショウマンテン/サンダーガルチ 浅見秀一厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prsopectot5×4(中間断絶)を呼び水として母の父サンダーガルチを強調。Native Dancerクロスを通じて祖母内ダンサーズイメージのスピードを補給。クロス馬の種類は「48」と少ないが、そのわりに血の統一性は今一つ。全体バランスもやや崩れており、成長力や安定味に不安を残す。早期やローカル・ダート対応はOK。

ハゼル 牡 父ダイワメジャー 母カネスベネフィット/Miswaki 鈴木孝志厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Lady Angelaクロスを伴うNorthern Dancer4×4により父の母方ノーザンテーストを強調。父母の血の流れがやや異なり、血の統一性に欠けることから、硬い馬場での切れは不足。とはいえ、Miswaki、Sadler's Wellsなど、母内で生きている血の質は悪くない。開花後は時計を要す芝やダートのマイル前後でしぶとさ発揮可能。

トーセンブレス 牝 父ディープインパクト 母ブルーミンバー/ファルブラヴ 加藤征弘厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Turn-toクロスを伴うHail to ReasonとAlmahmoudの系列ぐるみ主導のもと、強調された父の父方Haloへの血の集合力を備えた点が長所。母の父内の欧州系スタミナを生かし切れなかったことは残念だが、牝馬として実績を残しやすいスピード・スタミナ比率を示している。芝マイル〜中距離で差し脚を武器とした走りが可能。

リュクスポケット 牡 父ダイワメジャー 母コンカラン/ジャングルポケット 庄野靖志厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ□
 Northern Dancer4×5(中間断絶)を呼び水として、Lady Angela−HyperionとAlmahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。祖母の血の流れが異なることや世代後退はマイナスで、成長力に欠けるタイプと推測される。「46」という少ないクロス馬によりシンプルにまとめられた点は長所で、早期の意外性を備えた配合馬。

アンフィトリテ 牡 父ロードカナロア 母アドマイヤフッキー/フジキセキ 宗像義忠厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Native Dancerクロスを伴うRaise a Native5×5を主導として、In Reality5×4・5(単一)やBold Rulerの系列ぐるみにより米系スピードをアシスト。スタミナはMilan Mill−PrincequilloやDjebel−Tourbillonから補給。器用さや硬い馬場での瞬発力に欠けるかもしれないが、芝・ダート兼用資質や好調期の意外性が備わる。

ボウルズ 牝 父エイシンフラッシュ 母アグネスメープル/アグネスタキオン 小崎憲厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 父内ドイツ系の不備や血の統一性を欠くこと、全体バランスが崩れたことは不安要素で、安定味に欠けるタイプ。とはいえ、Northern Dancerクロスを伴うNureyev5×4主導の明確性を備え、母の良さをしっかり再現できた点は長所。スピード・スタミナのバランスも良く、芝マイル〜中距離路線で好調期の意外性発揮が可能。

サクラアリュール 牡 父ゴールドアリュール 母シロガネーゼカフェ/Gulch 村山明厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancerクロスを伴うNureyev3×3により全体をリード。近親度は強いものの、その他に前面に余分なクロスを生じず、主導の明確性や血の結合力を備えた点に妙味がある。血の統一性は今一つで芝での切れは不足することが予想されるが、父のイメージ通りダート適性を備え、早期に頭角を現す可能性を秘めた配合馬。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2017.05.11
『ザッツPOG 2017〜2018』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『競馬王のPOG本 2017−2018』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『最強のPOG青本 2017〜2018』(KKベストセラーズ)が発売になりました。当事務所が新種牡馬について取材を受けた記事が「ドラフト対策」コーナー内に掲載されています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。