HOME  |  血統情報  |  クラブ馬簡易分析  |  I理論配合分析  |  種牡馬選定  |  繁殖牝馬診断  |  馬主登録

   
競馬中継見るなら!!
 
『Weekly 血統リポート』
      2023年6月1日号発売中!

【コンテンツ】
■2・3歳新馬・未勝利戦勝ち上がり馬(5月27日〜28日、17頭)の配合評価&9代分析表
■初年度産駒デビュー! 新種牡馬レビュー(ブリックスアンドモルタル)

2023年度『Weekly 血統リポート』掲載コンテンツ(予定)

・本年度は2歳・3歳特別レースの開催がない週に、新種牡馬レビューを掲載いたします。
・新たに6月以降の3歳未勝利戦勝ち馬の評価を収録いたします(短評は省略させていただきます)。

6月8日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、新種牡馬レビュー(レイデオロ)
6月15日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、ユニコーンS出走馬評価一覧
6月22日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、新種牡馬レビュー(ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクローム)
6月29日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、ラジオNIKKEI賞出走馬評価一覧
7月6日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、新種牡馬レビュー(シュヴァルグラン、スワーヴリチャード)
7月13日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、函館2歳S出走馬評価一覧
7月20日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、新種牡馬レビュー(サンダースノー、モーニン、アニマルキングダム)
7月27日号
2歳新馬戦勝ち馬評価、3歳未勝利戦勝ち馬評価(短評省略)、新種牡馬レビュー(アルアイン、サトノアレス、ロジャーバローズ)




 6月の2歳新馬戦開幕から日本ダービー開催までを1つのサイクルとして、毎週発行いたします。前週の2歳・3歳の新馬戦・未勝利戦勝ち馬評価と9代クロス馬分析表に加え、2歳・3歳特別レースが組まれている週には、その出走確定馬の配合評価一覧を収録します。

※6月以降の3歳未勝利戦勝ち馬については、短評を省略した評価データを掲載。また、3歳特別レースの評価掲載は日本ダービー開催週まで(3歳限定重賞レースは菊花賞まで)となります。

※変則開催の場合を除き、毎週木曜日の夜に販売を開始する予定です。
※商品内容や販売時期、価格等は変更になる可能性がありますので、ご了承ください。




2歳新馬戦勝ち馬配合評価(簡易版)

2023年の3歳新馬戦はすべて終了しました。
2歳新馬戦の開始までしばらくお待ちください。




2歳・3歳重賞レース上位馬配合評価
(G1=5着、G2=3着、G3=2着まで)


東京優駿 G1・芝2400m
1着
タスティエーラ 牡
父サトノクラウン
母パルティトゥーラ/マンハッタンカフェ
評価 C マ〜中 芝○ ダ○
@○ A△ B□ C□ D△ E○ F□50 G□ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Halo−Hail to Reasonは世代ズレとなり、Mr. Prospector5・6×6は中間断絶のため影響力はやや弱い。主導はNorthern Dancer5・6・8・9・9×5・6の系列ぐるみで、バランス面は悪くない。父の母系や母の父内に不備を生じており、信頼度は今一つだが、開花後は芝・ダートを問わずしぶとい走りを見せる可能性がある。

2着
ソールオリエンス 牡
父キタサンブラック
母スキア/Motivator
評価 B 中距離 芝○ ダ□
@○ A□ B□ C□ D□ E○ F□54 G□ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Northern Dancer6・6・6×5・6・7の系列ぐるみを主導として、Hail to ReasonやPrincely Giftのスピードをアシスト。比較的シンプルな異系形態を示し、Northern Dancerが主導としてしっかり効果を発揮している。上位クラスでの決め手は今一つだが、同父産駒としては早期に頭角を現す可能性を秘めた芝中距離タイプ。

3着
ハーツコンチェルト 牡
父ハーツクライ
母ナスノシベリウス/Unbridled's Song
評価 C マ〜中 芝○ ダ○
@□ A△ B○ C□ D△ E□ F○45 G△ H□ I○ J□ 日本適性○ 成長力□
Hail to Reason−Turn-toなどが世代ズレを生じており、安定味は今一つだが、Halo3×5(中間断絶)呼び水のもと、Almahmoud、Grey Sovereignなどのスピードを傘下に収め、仕上げやすさが備わっている。強調された父内に大きな不備を生じず、「45」という少ないクロス馬でまとめられ、好調期の差し脚に良さがある。

4着
ベラジオオペラ 牡
父ロードカナロア
母エアルーティーン/ハービンジャー
評価 B 中距離 芝○ ダ□
@□ A△ B□ C□ D○ E□ F□58 G○ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Northern Dancer5・6・6・8×5・6・6・7・8の系列ぐるみを主導として、Ribotクロスを伴うHis Majesty(=Graustark)のスタミナをアシスト。父母間に少し世代ズレは生じているが、大きくバランスを崩しているわけではない。平均ペースのレースに向き、同父産駒としては距離の融通が利くタイプと推測される。

5着
ノッキングポイント 牡
父モーリス
母チェッキーノ/キングカメハメハ
評価 B 中距離 芝○ ダ□
@□ A□ B□ C□ D○ E□ F△63 G○ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
サンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、大きな不備を生じずにまとめられている。惜しまれるのは、主導の明確性や血の統一性に欠けることで、上位クラスに入った際の信頼度は今一つだが、父内グラスワンダー、カーネギー、母の父内Kingmamboの生かし方が良く、平均ペースの芝中距離戦でしぶとい脚を使えるタイプ。


葵ステークス G3・芝1200m
1着
モズメイメイ 牝
父リアルインパクト
母インラグジュアリー/Frankel
評価 B 短〜中 芝○ ダ○
@□ A□ B□ C□ D○ E□ F□50 G□ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Northern Dancer6×5・6・6・6の系列ぐるみを主導として、Hail to Reason、Raise a Native、In Realityなど米系スピード要素をアシスト。父母を通じて大きな不備を生じず、母内で生きている血の質の良さも魅力。上位クラスに入った際の決め手に不安は残るが、比較的早期の完成が見込める芝・ダート兼用型配合馬。

2着
ルガル 牡
父ドゥラメンテ
母アタブ/New Approach
評価 B マ〜中 芝○ ダ○
@□ A□ B□ C□ D□ E○ F△64 G○ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Miesque4×4、Mr. Prospector4×6はともに単一のため影響力は弱いが、父の父キングカメハメハと母の父内Galileoがうまく呼応した点は見どころ。クロス馬の種類「64」が示す通り血の統一性に欠けるため、同父産駒としては瞬発力勝負に不安を残すが、生きている血の傾向からすると芝・ダート兼用資質が備わっている。


by つきじ修治







メディア掲載情報
2023.04.26
『競馬王のPOG本 2023−2024』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」コーナーを担当しています。

2023.04.24
『天才!のPOG青本 2023−2024』(メディアボーイ)が発売になりました。当事務所は「I理論で予見する! 新種牡馬を討究」コーナーを担当しています。





ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(生産全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(25%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(25%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。