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今週デビューの注目馬ピックアップ
次回は7月27日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ボスジラ 牡 父ディープインパクト 母ミスパスカリ/Mr. Greeley 国枝栄厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 父の主導Almahmoudのクロスはなく、Hail to Reason4×6とNeactic6×5の系列ぐるみにより全体をリード。比較的シンプルな形態のもと、父の父方Haloへの血の集合力を備えたことが当馬の見どころ。同父産駒らしい瞬発力は不足するが、開花は比較的早く、平均ペースや時計を要する馬場でのしぶとさ発揮が可能な配合馬。

ルメッサージュ 牝 父ヨハネスブルグ 母チアズメッセージ/サンデーサインレス 大和田成厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5(中間断絶)を呼び水として、母チアズメッセージのスピード・スタミナキーホースをきめ細かく押さえた点が長所。父内Crimson Saint、Needlebugの不備や血の統一性を欠くことは、硬い馬場でのスピード対応という点での割引き材料だが、開花後は時計を要する芝やダートでしぶとい脚を使えるタイプ。

ドラウプニル 牡 父ルーラーシップ 母ヴェルザンディ/アグネスタキオン 斉藤崇史厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・6×5(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud、Lady Angela−Hyperion、Court Martialのスピード・スタミナを傘下に収め、非常にシンプルにまとめられた形態。特に父の母エアグルーヴ、祖母ウインドインハーヘアの再現状態に見どころがある。開花はやや遅めだが、距離の適性範囲は広いタイプ。

ジョニーズララバイ 牡 父マンハッタンカフェ 母メジロアリス/アドマイヤコジーン 音無秀孝厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Turn-to、Almahmoudにより父の父方Haloを強調。主導の明確性は今一つだが、Haloへの血の集合力を備えた点は長所。クラスが上がった際の瞬発力勝負への対応は課題となるが、Prince John−Princequilloのスタミナが前面でアシストされており、これは好調期の粘りある先行力発揮に通じる要素となる。芝・ダート兼用型。

ポリアンサ 牝 父ハービンジャー 母メジロルルド/サンデーサイレンス 木村哲也厩舎
評価  中〜長 芝○ ダ□
 主導Northern DancerとAlmahmoudの位置関係がちぐはぐになったことは、クラスが上がった際の信頼を欠く要因となる。長所はDjebel、Aureoleなどの欧州系スタミナが押さえられたこと。スピードの引出しに時間を要する形態だが、開花後は平均ペースや時計を要する芝の中長距離戦でしぶとさ・タフさ発揮が見込める。

ソルトホープ 牡 父ディープブリランテ 母リーピングキャット/Storm Cat 武英智厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dance6・6・7×4(中間断絶)を呼び水として、AlmahmoudとNasrullahの系列ぐるみにより全体をリード。Raise a Native、Somethingroyalなどの世代ズレでムラなタイプだが、「33」という少ないクロス馬により、強調された母の父のスピードが活用された点には妙味がある。早期の意外性を備えた配合馬。

ウィクトーリア 牝 父ヴィクトワールピサ 母ブラックエンブレム/ウォーエンブレム 小島茂之厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 父母の血の流れは必ずしもスムーズとはいえないが、父内Machiavellianのスピードを再現できたことは見どころ。また、難しい母の父ウォーエンブレムの血がうまくまとめられた点にも妙味がある。全体バランスが整い、かくし味的にPrince Chevalier、Donatelloなどのスタミナも押さえられ、開花後のしぶとい末脚発揮が可能。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2018.05.10
『ザッツPOG 2018〜2019』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2018.04.26
『競馬王のPOG本 2018−2019』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。