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今週デビューの注目馬ピックアップ
12月16日
中山5R・芝1800m・16頭
オーケストラ
ホリデーモード
ムーランジュビリー
ブラックキングダム
ウインリベロ
 オーケストラはオークス馬ヌーヴォレコルトの全妹で、AlmahmoudやNasrullah、Native Dancerのスピードを前面で活用。ハーツクライ産駒としては仕上げやすい芝中距離型の血統構成を示している。
 ホリデーモードの配合はTurn-toクロスを伴うHail to Reasoon4×6・6が主導。米系の血を主体とした非常にバランスの良い異系形態を示し、芝・ダート兼用資質や開花後の堅実性が備わっている。

中山6R・ダ1200m・16頭
スーパーアキラ
メープル
トップフィリア
ティアップアリア
エムオーセイコー
 スーパーアキラはMr. Prospector、Damascus、Francis S.などをクロスさせ、米系スピードの生かし方に妙味のある配合馬。ダート短距離〜マイルあたりに適性を示し、先行力を武器とした走りが可能。
 メープルはHalo3×5(中間断絶)を呼び水として、Bold Ruler、Almahmoudのを前面で活用。マンハッタンカフェ産駒としてはスピード優位で、短距離戦に対応する可能性を秘めている。

阪神5R・芝1600m・13頭
カンタービレ
ダイアトニック
プリヒストリー
ミッキードーヴィル
ベラソヴラーノ
 カンタービレはNorthern Dancer5×4・5の系列ぐるみを主導として、母の父Galileoを強調。必ずしも素軽いマイラータイプではなく、使われつつ良化するタイプかもしれないが、配合内容はなかな優秀。
 ダイアトニックはNorthern Dancerクロスを伴うStorm Bird4×4主導の明確性を備えた点が見どころ。アシストされている血もスピード系が主体で、早期マイル戦への適性が備わっている。

阪神6R・ダ1200m・15頭
ラファイエ
セトノブルグ
クリノイダテン
ワンダーグッティン
マンテンファースト
 ラファイエの配合はシンプルさに欠けるものの、Mr. Prospector3×4を前面に持ち、Admiring、Bold Rulerなど米系スピードの血をうまくまとめている。ややムラだが、ダート適性は十分に備わっている。
 セトノブルグの配合はMr. Prospector、Damascusのスピード、Nijinskyのスタミナを前面で活用。こちらも堅実なタイプではないが、好調期のダート路線で粘りある先行力発揮が期待できる。

中京5R・ダ1800m・13頭
コスタネラ
ミスズフリオーソ
シールドロック
ラズワルド
パワポケロワージ
 コスタネラの配合はHail to Reason、Almahmoudなどが世代ズレを生じているが、結果的にシンプルな異系形態が保たれた点に妙味があり、好調期の意外性発揮が見込めるタイプ。
 ミスズフリオーソはMr. Prospector3×4(中間断絶)、Nureyev4×5の系列ぐるみを前面に持つ近親配合馬。全体バランスも今一つで安定味に欠けるが、早期ダート適性は備わっている。

12月17日
中山5R・ダ1800m・12頭
カフェアトラス
ユメノイタダキ
シークエル
エレガントクルーズ
ヌーヴェプレジール
 カフェアトラスの配合はMr. Prospector4×5の系列ぐるみ主導が明確性となった点に魅力がある。父カフェオリンポスの特徴がうまく捉えられ、ダート巧者タイプの内容を示している。
 ユメノイタダキはHalo3×5(単一)を呼び水として、Prince Johnの系列ぐるみによりスタミナを確保。安定した走りを見せるタイプではないが、ダート中距離路線での意外性を秘めた個性派配合馬。

中山6R・芝1800m・16頭
ボナデア
アングレーム
ウインアイスバーグ
メジャードリーム
スールマカロン
 ボナデアはNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4×4主導のシンプルな配合馬。強調されたダイナカールやアンバーシャダイの生かし方が良く、平均ペースの芝中距離でしぶとい走りが可能。
 アングレームはLe Fabuleux内の世代ズレなど信頼に欠ける面はあるが、Roberto6×4の系列ぐるみが明確な主導となった点に妙味がある。きっちり仕上がった際の中距離戦で意外性発揮が期待できる。

阪神5R・芝1800m・10頭
ギベオン
ミアグア
マイネルハイルング
イシュトヴァーン
レディーキティ
 
ギベオンの配合はAlmahmoudなどの世代ズレが見られるが、Hail to ReasonやMahmoud、PharamondクロスによりHaloのスピードが強調され、ディープインパクト産駒としては早期の開花が見込めるタイプ。
 ミアグアの配合は主導の明確性に欠けるものの、影響度数値CCACとシンプルかつバランス良くまとめられている。使われつつ良くなるタイプかもしれないが、開花後は堅実な芝中距離タイプ。

阪神6R・芝1400m・18頭
リーズン
リバティハイツ
ジョーダンヒロイン
ビーチタイム
エアシンフォニー
 リーズンの配合は父の母レディブラッサムと祖母レジェンドトレイルがうまく呼応し、両者の持つスピード要素を活用した形態。全体バランスも良く、開花後はマイル前後の距離で安定した走りが可能。
 リバティハイツは父母間に世代ズレが見られることや、Mill Reef、Green Dancerクロスの派生により仕上げにくい面はあるが、生きている血の質の良さは魅力。平均ペースのレースでしぶといタイプ。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ツヅミモン 牝 父ストロングリターン 母カタマチボタン/ダンスインザダーク 藤岡健一厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Nijinsky3×3を持つ母の傾向を受け継ぎ、Northern Dancerクロスを伴うNijinsky4×4・4により全体をリード。Round Table−Princequilloのスタミナ、Hail to Reasonのスピードをアシスト。シンプルさを欠くため脚質の切れは今一つだが、祖母内Caerleonの再現状態は良好で、好調期の意外なしぶとさ発揮が見込める。

オーロリンチェ 牝 父ディスクリートキャット 母It'schemistrybaby/Meadowlake 高木登厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Pleasant Colony4×4は単一に近い形態だが、このクロスにより欧米の血をまとめている個性派配合。前面でクロスしたのはNative Dancer−Polynesian、Bold Rulerの系列ぐるみなど米系スピードが主体で、これにPrincequilloのスタミナをアシスト。芝での素軽さ・切れは不足するが、ダート巧者型の内容を示している。

ベルガド 牡 父スズカフェニックス 母エンジェルファタル/フォーティナイナー 森田直行厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 主導の明確性に欠けることは否めないが、Tom Rolfe6×4(単一)により欧米の血をまとめた点は長所。全体の血の流れや統一性に問題を残すことから、クラスが上がった際の瞬発力勝負ではツメの甘さを露呈するかもしれないが、全体バランスはしっかり整い、欧州系の血の生かし方も良好。開花後のタフな走りが期待できる。

ウェルカムゴールド 牡 父ゴールドアリュール 母マチカネチコウヨレ/Deputy Minister 西村真幸厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer4×4(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud、Native Dancer、Pharamondのスピードを傘下に収めた形態。Lt. Stevens(=Thong)5×4などを通じて母系Bel Shebaのスピードも押さえられ、ダート巧者型の配合形態を示す。開花を果たせば、ある程度上位レベルで通用しても不思議はない。

トーセンウィナー 牝 父トーセンホマレボシ 母トーセンミネルバ/キングカメハメハ 田村康仁厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancerクロスを伴うノーザンテースト3×5により全体をリード。Mr. ProspectorやLyphardクロスも前面に派生し、シンプルさに欠けるが、強調された父の母エヴリウィスパーの生かし方には見どころがある。少しムラな面を見せることは予想されるが、好調期の意外性発揮は可能。平均ペースの中距離戦に向く。

ディサーニング 牡 父Street Cry 母タクトフリー/ディスクリートキャット 加藤征弘厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector3×5(中間断絶)を呼び水として、Nashua、Natalma、Native Dancer、Sequenceなどのスピード・スタミナを傘下に収めた形態。父の父方の影響力が極端に強くバランスが崩れており、堅実な走りを見せるタイプではない。そのかわり、「38」という少ないクロス馬でまとめられ、早期ダート適性は備わる。

ラルムドール 牡 父ハーツクライ 母フラムドール/フレンチデピュティ 松元茂樹厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5・5(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。これぞという個性・迫力は不足し、上位クラスに入った際の決め手に不安を残している。とはいえ、影響度数値CCBBとバランス良くまとめられた点は長所で、芝・ダートを問わず開花後の安定した走りが期待できる。

メイショウコゴミ 牝 父クロフネ 母メイショウユウダチ/メイショウボーラー 飯田祐史厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Nortrhern Dancer5×6・6・7・7の系列ぐるみにより全体をリードしているが、他にBold Ruler、Never Bendも5代目で系列ぐるみを形成し、シンプルさに欠ける配合形態。母の世代後退や父母双方の不備もマイナスで、安定味や成長力に不安を残す。クロス馬の種類は比較的少なく、早期などの単調なダート戦対応は可能。

ステイフーリッシュ 牡 父ステイゴールド 母カウアイレーン/キングカメハメハ 矢作芳人厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 母の父の世代が後退し、Sanctus、Almahmoudが世代ズレを生じたが、結果として祖母内Mahmoudの主導が明確になったことは当馬の配合ポイント。影響度数値DDBFが示すほどのバランスは保たれず、安定味に欠けることは予想されるが、きっちり仕上がった際に平均ペースの芝中距離戦で息の長い末脚発揮が期待できる。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2017.05.11
『ザッツPOG 2017〜2018』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『競馬王のPOG本 2017−2018』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『最強のPOG青本 2017〜2018』(KKベストセラーズ)が発売になりました。当事務所が新種牡馬について取材を受けた記事が「ドラフト対策」コーナー内に掲載されています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。