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今週デビューの注目馬ピックアップ

次回は1月24日に更新する予定です。



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

シェダル 牡 父ゴールドアリュール 母マイティースルー/クロフネ 栗田徹厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer4・6×6の系列ぐるみ、Hail to Reason4×6・7の系列ぐるみにより全体をリード。強調された父内に不備を生じなかったが、父の主導であったAlmahmoudが世代ズレを生じたことは信頼を欠く要因。安定味は今一つだが、仕上げやすいダート巧者タイプの内容を示しており、好調期には中堅クラスで通用可能。
 
プリマグラード 牝 父ヘニーヒューズ 母トゥザレジェンド/キングカメハメハ 中内田充正厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5・6・6・8(中間断絶)を呼び水として、Raise a Native−Naitve Dancerの系統により全体をリード。Almahmoud、Nasrullah、Tom Foolなどのスピードをアシスト。上位クラスでの決め手はやや不足するが、非常にバランス良くまとめられ、芝・ダート兼用資質や開花後の堅実性が備わっている。
 
スペードエース 牡 父ワールドエース 母ハルーワソング/Nureyev 友道康夫厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・6×3、Halo4×4は中間断絶で影響力はやや弱まったが、Almahmoudクロスが両者をしっかり結び付け、主導として効果を発揮している。父内ドイツ系の不備は惜しまれるが、Tudor Minstrelなどのアシストを受け、Gainsboroughを核とした血の流れが保たれており、好調期の意外性発揮が期待できる。
 
ルフトシュトローム 牡 父キンシャサノキセキ 母ハワイアンウインド/キングカメハメハ 堀宣行厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Lyphard4×5の系列ぐるみ主導の明確性を備えた点が見どころ。His MajestyやMilan Millのスタミナがアシストされ、同父産駒としては距離延長への対応力も備わっている。Wild Riskなどの世代ズレはあるが、この点は大きな能力減要因にならないはず。仕上げやすい内容とはいえないが、なかなかしっかりした血統構成の持ち主。
 
アドマイヤビルゴ 牡 父ディープインパクト 母イルーシヴウェーヴ/Elusive Quality 友道康夫厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Hail to Reason、Almahmoudなどが世代ズレを生じたことはマイナス材料だが、Sir Ivor、Pocahontasのクロスを通じてAlzaoのスピード・スタミナがしっかり活用された点は見どころ。Busted、Queen's Hussarの生かし方や全体のバランスも悪くなく、仕上がった際の意外性を秘めた配合。距離の適応範囲も広いタイプ。
 
ウインバリスタ 牡 父ジョーカプチーノ 母フラワーウィンド/タニノギムレット 奥村豊厩舎
評価  短〜マ 芝□ ダ□
 フォルティノ5×6、Northern Dancer6・6×5は中間断絶、Hail to ReasonとSpecialクロスは単一のため影響力は弱まっており、いずれも主導としての効果は不十分。全体のバランスの良さは長所だが、血の統一性に欠けることもあり、硬い馬場での瞬発力勝負に不安を残している。洋芝やダートなど力の要る馬場が合うタイプ。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2019.05.09
『ザッツPOG 2019〜2020』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2019.04.27
『天才! のPOG2019〜2020』(メディアボーイ)が発売になりました。「T理論で配合を読み斬る! 新種牡馬のススメ」のコーナーを担当しています。
2019.04.25
『競馬王のPOG本 2019−2020』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。