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今週デビューの注目馬ピックアップ

12月7日
中山5R・芝1800m・15頭
テルツェット
エンデュミオン
ナンナ
スズベルベット
パーディシャー
 テルツェットはG1を制したリアルスティール、ラヴズオンリーユーの姪にあたり、父も同じディープインパクト。それらと比べると瞬発力はやや劣るが、開花後は安定した末脚発揮が見込める配合馬。
 エンデュミオンはMachiavellian3×3(中間断絶)を呼び水として、Haloのスピード、Nashuaのスタミナを傘下に収めた個性的な血統構成。やや仕上げにくいが、きっちり仕上がった際の意外性は十分。

中山6R・ダ1200m・16頭
サンキーウエスト
ロイヤルパープル
グルアーブ
ヴァルゴスピカ
ヨシオドライヴ
 サンキーウエストの配合はサンデーサイレンス3×
4(単一)を呼び水として、父の母マルカキャンディや祖母チューベローズのスピード・スタミナを再現。ダート適性は備わり、距離の適応範囲も広いタイプ。
 ロイヤルパープルはNorthern Dancer4×6(中間断絶)を呼び水として、父内Nureyev、Cozzene、祖母内Fair Rulerのスピードを活用。決め手はやや不足するが、芝・ダート兼用資質は備わっている。

阪神5R・芝1400m・15頭
マテンロウディーバ
カレンヒメ
タッチザモーメント
ヴィルトゥオシタ
アビーシュート
 マテンロウディーヴァの配合はHalo、Lyphardなどが世代ズレを生じたが、結果的に全体のバランスが保たれたことはポイント。堅実なタイプではないが、好調期にしぶとい末脚発揮が見込めるタイプ。
 カレンヒメはスプリントG1を2勝したカレンチャンの仔で、影響度数値BCCCと全体のバランスがしっかり整った血統構成。短距離〜マイル路線で早期から安定した走りを見せる可能性を秘めている。

阪神6R・ダ1800m・16頭
ワンダーコンパス
プランドルアンテ
ペオース
ダイヴィンダート
エイシンファイター
 ワンダーコンパスの配合はNever Bend5×5・6、Northern Dancer5×6、Hail to Reason6×5の系列ぐるみが主導。全体のバランスが良く、開花後のしぶとさ・タフさを秘めたダートタイプ。
 プランドルアンテはDanzig4×3の系列ぐるみ主導の明確性を備えた血統構成。本質は芝向きの内容だが、祖母内Alzao、Rivermanなど生きている血の良さは魅力で、好調期の意外性は十分に秘めている。

12月8日
中山5R・芝1600m・16頭
インターミッション
アクニディ
メイリバティ
サトノバシリス
ショシカンテツ
 インターミッションはHail to Reason−Turn-to、Almahmoudクロスを通じて、父の父方Haloに血を集合させた配合形態。全体のバランスも整っており、早期から安定した差し脚を武器とした走りが可能。
 アクニディはNorthern Dancer5×5・5・6の系列ぐるみを主導として、母の父ロックオブジブラルタルの良さを再現。牝馬としては仕上げにくいが、開花後は平均ペースのレースでしぶといタイプ。

中山6R・ダ1800m・13頭
セイウンヒロイン
ラズベリードリーム
トップブランド
ソフィスティケイト
カフェレヨン
 セイウンヒロインはRibotクロスを伴うGraustark(=His Majesty)5×4を前面で活用。素軽さやスピードは今一つだが、母の父アサティスのスタミナがうまく活用され、開花後のタフな走りが見込める。
 ラズベリードリームはMr. Prospector6×4・5(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reasonのスピード、Nashua、Round Tableのスタミナを活用。好調期にダート路線での意外なしぶとさ発揮が可能。

阪神4R・芝1200m・9頭
アイティナリー
アイスヴィスタ
グランマリアージュ
ジェドゥラシャンス
 アイティナリーはNorthern Dancer5×5・7(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reason、Native Dancerのスピードを傘下に収めた配合馬。芝・ダートを問わず、短距離〜マイル戦に適応可能。
 アイスヴィスタはNorthern Dancer5×4・6、次いでNever Bend5×5、Bold Ruler5×6により全体をリード。どちらかといえばダート向きだが、単調なレースならば芝でもしぶとい走りが期待できる。

阪神5R・芝1800m・9頭
ラブアンバサダー
リンドブラッド
ワイドカント
マルカエイペックス
 ラブアンバサダーの配合は少しシンプルさに欠けるが、Lyphard4×4を主導として、欧米のスピード・スタミナ要素をバランスよく再現した血統構成。好調期に息の長い末脚を武器とした走りが見込める。
 リンドブラッドは祖母の世代後退でムラな面はあるが、Almahmoudのスピード、Hyperion、Donatelloのスタミナが核となり、全体の血の流れは良好。好調期の意外性は十分に秘めた芝中距離型の配合馬。

中京5R・芝2000m・10頭
ヴァシリアス
ウインジョイフル
ダノンルミナ
エムテイオー
スリーシャーペン
 ヴァシリアスはサンデーサイレンス3×4(単一)を呼び水として、「41」という少ないクロス馬でまとめられた点が魅力。父内Wild Againの生かし方も良く、早期レースでの意外性を秘めている。
 ウインジョイフルの配合はPrincequilloやBusted、Hyperionなど、母内4〜6代目に配置されたスタミナ要素を活用。リアルイパクト産駒としては距離の融通性を備え、2000m戦に対応できても不思議はない。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ヤマニンプレシオサ 牝 父ヴァンセンヌ 母ヤマニンスフィアー/ホワイトマズル 星野忍厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 サンデーサイレンス3×3(単一)を呼び水として、Northern Dancerクロスを伴うLyphard5×4により全体をリード。父母を通じて大きな不備を生じずにまとめられ、バランス面も悪くない。硬い馬場での瞬発力は今一つだが、Rockefella、Sir Gaylordなどのアシストを受け、開花後は芝・ダートを問わずタフな走りが可能。
 
シアトルテソーロ 牡 父Will Take Charge 母Baylor's Babe/Southern Image 栗田徹厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Secretariat5×4にその母系Somethingroyal−
Princequilloのクロスが加わり、主導勢力を形成。これにIn Reality−Intentionallyがアシストされ、スピード・スタミナのバランスは良好。強調された母系Mythographerに血を集合させた点も見どころで、早期からダート・マイル〜中距離路線でしぶとい走りが見込めるタイプ。
 
ストーンリッジ 牡 父ディープインパクト 母クロウキャニオン/フレンチデピュティ 藤原英昭厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5・5は中間断絶のため影響力はやや弱く、Turn-toクロスを伴うHail to ReasonとAlmahmoudの系列ぐるみで父の父方Haloを強調。欧州系スタミナを生かし切れず、上位クラスではツメの甘さを見せるタイプだが、Haloへの血の集合力を備えた点は長所。芝・ダートを問わず、早期から中距離対応可能。
 
フェルカド 牡 父ハーツクライ 母リトルディッパー/アグネスワールド 角田晃一厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Lyphard4×5の系列ぐるみにより全体をリードするも、その父Northern Dancerが母の父内4代目から系列ぐるみを形成しており、血の集合の明確性やバランス面は今一つ。そのため、安定した走りを見せるタイプではないが、全体を通じて大きな不備なくまとめられており、好調期は意外にしぶといタイプ。平均ペース向き。
 
クロスザルビコン 牡 父フェノーメノ 母タスクミストレス/キングカメハメハ 大和田成厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 ノーザンテースト5×4の系列ぐるみにより全体をリード。ただし、他にHis MajestyやSanctusも5代目でクロスしており、シンプルさは今一つ。そのため、クラスが上がった際の決め手にやや不安を残すが、強調された父内デインヒルや母系シャダイワーデンの血はうまく活用されており、開花後のしぶとさ・タフさを秘めている。
 
ニシノステラ 牝 父ヒルノダムール 母セイウンクロエ/Footstepsinthesand 小西一男厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 父系4代目のHaloは世代ズレとなり、主導はNijinsky4×6の系列ぐるみ。ムラな面を見せることは予想されるが、Blushing Groom5×5・6のアシストを受け、父の母方ラムタラへの血の集合力を備えたことや、Ticino、Magnatなどドイツ系の血を活用できたことは当馬のポイント。評価以上に好調期のしぶとさを秘めた配合馬。
 
バルンストック 牡 父ブラックタイド 母ストック/キングカメハメハ 高橋義忠厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reason、Almahmoudが世代ズレを生じ、Northern Dancer5×6・6・8(中間断絶)呼び水のもと、Native DancerやTurn-to、Mahmoud、Pharamondのスピードを傘下に収めた血統構成。全体のバランスが崩れたため信頼度の高い形態ではないが、Haloの血がシンプルに強調され、好調期の意外性は備わる。
 
ケイアイワイプ 牡 父Distorted Humor 母カーディナルコーヴ/Leroidesanimaux 西村真幸厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 父の父方3代目Mr. Prospectorは世代ズレとなり、Northern Dancer4×6は中間断絶のため影響力はやや弱まっている。堅実なタイプではないが、Hail to ReasonやNashua、Princequilloのクロスを通じて、祖母内Kris S.のスピード・スタミナが再現された点は当馬の見どころ。ダートのマイル前後に適性を示している。
 
ミズリーナ 牝 父グランプリボス 母カノン/フォーティナイナーズサン 坂口智康厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×6は中間断絶で影響力はやや弱く、主導はHail to Reason5×7とBold Ruler5×7の系列ぐるみ。血の統一性を欠くことやバランスが崩れたことはマイナス材料で、硬い馬場での瞬発力や安定味は今一つ。とはいえ、祖母内メジロティターン、サンオーイなど日本の古い血が活用され、開花後のタフな走りは可能。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2019.05.09
『ザッツPOG 2019〜2020』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2019.04.27
『天才! のPOG2019〜2020』(メディアボーイ)が発売になりました。「T理論で配合を読み斬る! 新種牡馬のススメ」のコーナーを担当しています。
2019.04.25
『競馬王のPOG本 2019−2020』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。