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今週デビューの注目馬ピックアップ

次回は10月25日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ウーゴ 牡 父ゴールドアリュール 母ヴェントス/ウォーエンブレム 高橋亮厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 父内4代目Hail to Reasonなどの世代ズレによりバランス面は今一つだが、母の父ウォーエンブレムの配合で主導を形成していたAristophanes−Hyperionの系統を活用した点に妙味がある。強調された父の母方Nureyevや祖母内High Lineの生かし方も良く、開花後はダート路線でしぶとさ・タフさ発揮が期待できるタイプ。
 
フィリオアレグロ 牡 父ディープインパクト 母ジョコンダ2/Rossini 堀宣行厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 父内3代目Haloや4代目Lyphardは世代ズレとなり、全体をリードするのはNorthern Dancer5×5・5の系列ぐるみ。信頼に欠ける面のある血統j構成だが、「41」という少ないクロス馬により大きな不備なくまとめられたことや、Sir Ivor5×5・5のスピード・スタミナがアシストされたことは、好調期の意外性に通じる要素。
 
ジャスティンリーチ 牡 父リーチザクラウン 母ポーカーアリス/スウェプトオーヴァーボード 安田隆行厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Turn-toクロスを伴うHail to Reason5・6×5により全体をリード。これにNashua、Bold Rulerなどのスピード・スタミナをアシスト。主導の明確性を備えられなかったことは惜しまれるが、父の特徴がうまく捉えられた点は見どころ。芝・ダート兼用のマイラータイプ。
 
レディフォリア 牝 父トゥザワールド 母アンスタンフィール/スターチューオブリバティ 松永昌博厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 サンデーサイレンス3×4(中間断絶)を呼び水として、Turn-toクロスを伴うHail to Reason5×6・7・7により全体をリード。他にMr. ProspectorやBuckpasser、Northern Dancerなども5代目でクロスし、シンプルさは今一つ。そのため、クラスが上がった際の瞬発力勝負に不安を残すが、芝・ダート兼用資質は備わる。
 
メイショウテンスイ 牡 父ダンカーク 母フラワーガイア/ゼンノロブロイ 南井克巳厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector5×5の系列ぐるみにより全体をリード。問題はその父Raise a Ntiveをはじめ、Secretariat、Hail to Reasonも5代目で系列ぐるみを形成しており、血の集合の明確性を備えられなかったこと。そのため、クラスが上がった際にはツメの甘さを見せるタイプだが、スピード面は良好で、早期ダート適性を備えた配合馬。
 
フィオリキアリ 牝 父キズナ 母クリアリーコンフューズド/Successful Appeal 清水久詞厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・6×6(中間断絶)を呼び水として、AlmahmoudとKhaledの系列ぐるみにより全体をリード。主導の明確性は万全とはいえないが、影響度数値AB@Aとシンプルかつバランス良くまとめられた点に妙味がある。上位クラスに入った際の決め手にやや不安を残すが、開花後の安定した走りが見込めるタイプ。
 
タケルラスティ 牡 父スクリーンヒーロー 母クイックメール/タイキシャトル 矢作芳人厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reasonクロスを伴うHalo4×4により全体をリード。強調された父の母ランニングヒロインをはじめ、祖母内リヴリア、ラッキーソブリンなどのスピードがうまく再現され、同父産駒としては仕上げやすいタイプ。スタミナ面はやや物足りず、成長力・底力は今一つだが、好調期には芝・ダートを問わず中堅クラスで通用可能。
 
レクセランス 牡 父ディープインパクト 母エクセレンス2/Champs Elysees 池添学厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 母内の世代後退によりHail to Reason、Crepelloなどがズレを生じたことは信頼を欠く要因だが、Northern Dancer5×5・6・7の系列ぐるみ主導は比較的明確で、Sir Ivor、Donatelloのスピード・スタミナアシストも魅力。特に父の母方ウインドインハーヘアの生かし方が良く、好調期の芝中距離戦で意外性発揮が見込める。
 
ブライティアランド 牝 父クロフネ 母ノードブライティア/アグネスタキオン 武井亮厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reason6×5は中間断絶のため影響力はやや弱まり、Bold Ruler5×6の系列ぐるみにより全体をリード。Northern Dancerクロスはなく、同父産駒としてはシンプルでスピード優位の血統構成を示し、仕上げやすさが備わっている。クラスが上がった際の決め手は今一つだが、開花後の安定した走りが可能な芝・ダート兼用型。
 
コードジェニック 牡 父ダンカーク 母ポラリス/キングカメハメハ 杉山晴紀厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector5×4の系列ぐるみにより全体をリード。これにHail to Reasonの系列ぐるみがアシストされ、米系スピードの生かし方は良好。影響度数値BDEBとバランス良くまとめられた点も見どころとなっている。芝での瞬発力に通じる要素は不足するが、ダート路線ならば早期から安定した走りを見せる可能性を秘めている。
 
シゲルチキュウ 牡 父キングカメハメハ 母アンシェルブルー/マンハッタンカフェ 伊藤圭三厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・5・7×5(中間断絶)とSpecial5×4(単一)を呼び水として、父の父内Nureyevを強調。Tudor Minstrel、Prince Chevalier、Dark Ronaldをクロスさせ、難しい母の父マンハッタンカフェの母系をうまく活用した点に妙味がある。短距離の重賞戦線で活躍した母のイメージ通りスピード優位の配合馬。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2019.05.09
『ザッツPOG 2019〜2020』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2019.04.27
『天才! のPOG2019〜2020』(メディアボーイ)が発売になりました。「T理論で配合を読み斬る! 新種牡馬のススメ」のコーナーを担当しています。
2019.04.25
『競馬王のPOG本 2019−2020』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。