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今週デビューの注目馬ピックアップ
次回は8月17日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ホウオウサーベル 牡 父ハーツクライ 母バランセラ/Acatenango 奥村武厩舎
評価  中〜長 芝○ ダ□
 Lypahrd4×5(中間断絶)を呼び水として、Almahmod5・7×6の系列ぐるみにより全体をリード。これにHyperion、Court Martialのスタミナをアシスト。母内ドイツ系の不備は惜しまれるが、血の流れの良さやスピード・スタミナのバランスの良さは見どころ。開花後は芝中長距離路線で差し脚を武器とした走りが可能。

エイシンノホシ 牝 父タイキシャトル 母エーシンスピカ/アグネスタキオン 沖芳夫厩舎
評価  短〜マ 芝○ ダ○
 Halo3×4の系列ぐるみを主導として、Thatch
4×5にThong(=Moccasin)が続き、スピードをアシスト。近親度が強くシンプルさは今一つで、堅実な走りを見せるタイプではないが、欧米のスピードの血の生かし方には妙味がある。好調期の意外性を秘めた配合で、開花は比較的早く、芝・ダートともに対応できるタイプ。

トスアップ 牝 父ジャスタウェイ 母トップライナー2/サンダーガルチ 池江泰寿厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer−Nearcticの系列ぐるみにより全体をリード。見どころはMahmoud、Rough'n Tumble、Royal Charger、Native Dancerのクロスを通じ、祖母To the Huntのスピードを再現できたこと。生きている血の傾向から、ダートや時計を要する芝が合うタイプ。全体バランスも良く、開花後の安定した走りが可能。

アマーティ 牝 父ルーラーシップ 母アマファソン/フレンチデピュティ 武井亮厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・6・6・8×5・6(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud、Lady Angelaの系列ぐるみで全体をリード。これぞという個性・迫力のある形態ではなく、ここ一番の決め手や底力は不足するが、スピード・スタミナや全体のバランスはしっかり整っている。開花後は牝馬同士の上位クラスで通用も可能。

サルサレイア 牝 父クロフネ 母サルサクイーン/リンドシェーバー 羽月友彦厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer5×5の系列ぐるみを主導として、Nearctic、Bold Ruler、Native Dancerなどを通じて米系スピードを補給。血の統一性や血の集合の明確性といった点に問題を抱え、芝スピードレースへの対応力は今一つだが、同父産駒らしいダート巧者型の血統構成の持ち主。全体バランスも整い、開花後は堅実なタイプ。

タムロドリーム 牝 父ジャスタウェイ 母タムロウイング/ブラックホーク 西園正都厩舎
評価  短〜マ 芝○ ダ○
 Northern Dancer6×4・6の系列ぐるみを主導として母の父ブラックホークを強調。そのスピードがうまく活用された点が見どころ。祖母内に世代の後退した部分があり、安定味や成長力といった点に不安を残すが、同父産駒としてはスピード優位の内容を示し、仕上げやすいタイプ。早期の短距離〜マイル戦で意外性発揮可能。

ミリオンドリームズ 牝 父Frankel 母ミリオンセラー2/A. P. Indy 藤沢和雄厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみが主導。Mr. Prospector5×5も系列ぐるみとなりスピードをアシスト。他にBuckpasserやHail to Reasonも前面でクロスしており、米系スピード・スタミナがうまく活用された点が見どころ。必ずしも日本の硬い芝に適した内容とはいえないが、なかなか妙味のある血統構成の持ち主。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2018.05.10
『ザッツPOG 2018〜2019』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2018.04.26
『競馬王のPOG本 2018−2019』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。