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今週デビューの注目馬ピックアップ
7月22日
福島5R・芝1800m・14頭
シーザライト
ダノンポピー
モルフェオルフェ
ヴェロニカグレース
ナスノシンフォニー
 シーザライトの配合はNorthern Dancer、Specialなどのクロスにより、祖母内Sadler's Wellsを強調。早期に仕上がるタイプではないが、なかなかしっかりした血統構成の持ち主。長い目で見てみたい一頭。
 ダノンポピーは父母間に世代ズレを生じており、ムラな面がありそうな配合形態だが、「42」という少ないクロス馬により父の持つスピード要素が活用され、早期の完成が見込めるマイラータイプ。

福島6R・芝1200m・16頭
クイーンズテソーロ
テトラドラクマ
ショウナンダズル
ラインギャラント
フローラルシトラス
 クイーンズテソーロはNorthern Dancer5×5・5・6の系列ぐるみを主導として、Raise a Nativeのスピードを補給。全体がバランス良くまとめられ、開花後は芝・ダートを問わず安定した走りが可能。
 テトラドラクマは母の父ファルブラヴの血をうまくまとめた点に妙味のある配合馬。いわゆるスプリンタータイプではないが、スピード・スタミナのバランスは良く、好調期の意外なしぶとさ発揮が可能。

中京5R・芝1600m・14頭
トゥザフロンティア
アップファーレン
ウインヒストリオン
マイネルカイノン
リスペクタブル
 トゥザフロンティアの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×3により全体をリード。祖母トゥザヴィクトリーの良さが再現されており、早期に頭角を現す可能性を秘めたマイル〜中距離タイプ。
 アップファーレンはNorthern Dancer3×5(中間断絶)呼び水のもと、強調された父ハードスパンのスピードをうまく活用している。堅実なタイプではないが、芝・ダートを問わず早期レースに対応可能。

中京6R・芝1400m・14頭
プリュス
アーデルワイゼ
ヤマニンルネッタ
サンドクイーン
アマノラヴィータ
 プリュスはMr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Natalma6×5の系列ぐるみで全体をリード。欧米のスピード・スタミナ要素が再現されている。早期完成型ではないが、配合内容は良好。
 アーデルワイゼの配合は父と母系アグサンが呼応し、ドイツ系の血がしっかりクロスしている。種牡馬として難しい面のある父エイシンフラッシュの特徴を捉えた点が魅力で、動向に注目してみたい一頭。

7月23日
福島5R・芝2000m・12頭
ギルトエッジ
ラヴベローナ
クインチ
ラカージェ
スターリバー
 ギルトエッジは父内ドイツ系の血に不備を生じたが、Nijnsky−Northern DancerやCrepelloなどのスタミナを生かし、強調された母の生かし方は良好。平均ペースの芝中距離戦でしぶといタイプ。
 ラヴベローナの配合はシンプルさに欠けるものの、強調された母の父トワイニングの生かし方に妙味があり、好調期の意外性を秘めている。基本はスピード型だが、距離適応範囲は比較的広いタイプ。

中京5R・芝1400m・15頭
ロードイヒラニ
アルマアノン
アントルシャ
マイネルベッカー
ワイルドフィクサー
 ロードイヒラニはStorm Cat3×3(中間断絶)を呼び水として、Secretariat(=Syrian Sea)5・6×5の系列ぐるみにより全体をリード。好調期のスピードに良さのある芝・ダート兼用の個性派配合馬。
 アルマアノンは父母の持つ欧州系の血をうまく活用。使われつつ良くなるタイプだが、キンシャサノキセキ産駒としてはスタミナ面がしっかりしており、開花後のタフな走りが期待できる。

函館5R・芝1800m・9頭
ジェネラーレウーノ
ノストラダムス
ハッピーオーキッド
シスターフラッグ
 ジェネラーレウーノはDanzig4×4の系列ぐるみ主導の明確性を備え、強調された母の父ロックオブジブラルタルの良さを再現している。スピード・スタミナのバランスも良好で、なかなか妙味のある血統構成。
 ノストラダムスの配合はNijinsky6×5の系列ぐるみを主導として、母の父スペシャルウィークのスタミナを再現。全体バランスも整っており、開花後の堅実性発揮やタフな走りが見込めるタイプ。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

オジョーノキセキ 牝 父キンシャサノキセキ 母キャプテンガール/キャプテンスティーヴ 伊藤大士厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 主導の明確性や血の統一性に欠けることは惜しまれるが、影響度数値BECEとバランス良くまとめられた点は当馬の見どころ。Almahmoud、Bold Rulerのスピード、His Majesty、Djebelのスタミナが生きて芝・ダート兼用資質が備わり、開花後の安定味やしぶとさ発揮が期待できる。瞬発力よりも先行力を武器とするタイプ。

ココロノイコロ 牡 父シニスターミニスター 母コペノイコロ/マンハッタンカフェ 高橋祥泰厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Turn-toクロスを伴うHail to Reason6・6×5、Never Bend7×5の系列ぐるみなどが前面でクロスするも、主導の明確性に欠け、血の統一性も今一つ。そのため、芝スピード・瞬発力勝負への対応は割引きが必要。長所は祖母コペルティーナのスピード・スタミナをうまく再現できたこと。ダート路線でのタフな走りは可能。

スワーヴポルトス 牡 父クロフネ 母ビジャリカ/ディープインパクト 庄野靖志厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5・6の系列ぐるみ主導だが、他にBold Ruler、Hail to Reasonも5代目から系列ぐるみを形成しており、主導の明確性は今一つ。この点は硬い馬場の瞬発力勝負でツメの甘さを見せる要因となりそう。とはいえ、全体バランスは整っており、平均ペースや少し時計を要す芝、ダート戦でのしぶとさは備わる。

サンダベンポート 牝 父ストロングリターン 母アテナチャン/ゴールドアリュール 中野栄治厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ□
 Mr. Prospector4×5とVaguely Noble5×6は中間断絶のため響力はやや弱く、主導はNorthern Dancerクロスを伴うNijinsky4×6とHail to Reason5・8×5の系列ぐるみ。クロス馬相互の位置がちぐはぐで血の集合もわかりにくいことから、硬い馬場でのスピード対応力は今一つ。芝・ダートを問わずタフな走りは可能。

ノームコア 牝 父ハービンジャー 母クロノロジスト/クロフネ 萩原清厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・5・6・7×6の系列ぐるみが主導。祖母内5代目のHail to Reasonが中途半端に強い影響力を示し、血の集合の明確性に欠けることは惜しまれるが、「48」と比較的少ないクロス馬によりまとめられ、スピード・スタミナのバランスも悪くない。中堅クラスで通用可能な芝・ダート兼用の中距離型配合馬。

ワグネリアン 牡 父ディープインパクト 母ミスアンコール/キングカメハメハ 友道康夫厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Almahmoudは世代ズレを生じ、主導はTurn-toクロスを伴うHail to Reason4×6。長所はPocahontasが父系Roman、母系Howともに系列ぐるみとなり、スピード・スタミナをアシストしていること。ここ一番のレースでの決め手に不安を残すが、非常に個性的な内容を示し、きっちり仕上がった際の意外性は十分に秘める。

テイエムスグレモン 牡 父ディープブリランテ 母フォレストゾーン/Forest Wildcat 山内研二厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Native Dancerクロスを伴うRaise a Native7×5・5が前面でクロスしているが、この主導は父の血をまとめる上で必ずしも有効ではない。父の母方に配された欧州系スタミナの不備もあり、クラスが上がった際の瞬発力勝負ではツメの甘さを見せることが予想される。同父産駒としてはスピード面が強調され、開花は比較的早い。

ディロス 牡 父ステイゴールド 母ラトーナ/Dansili 木村哲也厩舎
評価  中〜長 芝○ ダ□
 Hail to Reasonが世代ズレを生じたが、全体バランスは整っており、大きな能力減要因にはならない。上質な血統構成を持つ母の良さを完全には生かせなかったが、シンプルな形態でまとめられた点は見どころ。Northern Dancer5×5・5の系列ぐるみ主導の明確性も備わり、平均ペースのレースでのしぶとさ発揮が期待できる。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2017.05.11
『ザッツPOG 2017〜2018』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『競馬王のPOG本 2017−2018』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『最強のPOG青本 2017〜2018』(KKベストセラーズ)が発売になりました。当事務所が新種牡馬について取材を受けた記事が「ドラフト対策」コーナー内に掲載されています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。