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今週デビューの注目馬ピックアップ

次回は10月2日に更新する予定です。





新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

インパルスベルン 牡 父ホッコータルマエ 母ムーンフライト/アドマイヤムーン 加藤士津八厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector4・6×5・5(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer6・6・8×6・6の系列ぐるみにより全体をリード。影響度数値E@BCとバランス良くまとめられた点が見どころ。これぞという個性・迫力はないが、PrincequilloやDjebelなどの欧州系スタミナが押さえられ、距離の適応範囲は広いダートタイプ。
 
シゲルオテンバ 牝 父ロードカナロア 母ファビュラスセンス/グラスワンダー 松山将樹厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・6・6・8×5・6、His Majesty(=Graustark)5・7×5はともに中間断絶で影響力はやや弱く、主導の明確性は今一つ。そのため、硬い馬場での切れ味はやや不足するタイプ。そのかわり、好バランスのもと、母のスピード・スタミナ要素がきっちり活用され、開花後は安定した末脚発揮が見込めるタイプ。
 
タガノネクステージ 牡 父ディスクリートキャット 母タガノディーバ/フジキセキ 鈴木孝志厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer5・6×5・6(中間断絶)を呼び水として、Secretariat5×6の系列ぐるみにより全体をリード。血の統一性に欠けるため芝での素軽さに不安を残すが、In Realityのアシストなど米系スピードの生かし方が良く、ダート適性は備わっている。この路線ならば中堅級あたりでしぶとい先行力を武器とした走りが可能。
 
ピクシーナイト 牡 父モーリス 母ピクシーホロウ/キングヘイロー 音無秀孝厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Halo5×4の系列ぐるみをはじめ、Northern Dancerクロスを伴うLyphard5×4とノーザンテースト5×5が派生。シンプルさを欠くため安定味は今一つで、瞬発力勝負への対応にも不安を残すが、前面のクロス馬がしっかり結合している点は長所。好調期に時計を要する芝やダート戦でしぶとい走りが可能な血統構成の持ち主。
 
スマイルアモーレ 牝 父ダノンレジェンド 母メイショウアモーレ/タイキシャトル 加藤士津八厩舎
評価  短〜マ 芝□ ダ○
 Northern Dancer5×5・6は中間断絶のため影響力はやや弱く、主導はMr. Prospector5×5の系列ぐるみ。シンプルさや血の統一性に欠ける点は惜しまれるが、全体を通じて大きな不備を生じず、バランス面も良好。In Reality−Intentionallyなど米系スピードのアシストにより開花は早く、ダート短距離適性が備わっている。
 
ジャンカルド 牡 父ハービンジャー 母クッカーニャ/フジキセキ 武井亮厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Le Fabuleux6×4は、その父系Wild Risk−Rialtoの世代ズレで単一となったが、バランス面は決して悪くない。主導はNorthern Dancer5・5・6・7×
5・6・7の系列ぐるみで、「45」と比較的少ないクロス馬によりまとめられた点が魅力。開花後は芝・ダートを問わず、中堅級あたりでタフな走りを見せる可能性を秘めている。
 
クープドクール 牝 父エイシンヒカリ 母ブリーボーンズ/Hesbull 高橋義忠厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Halo4×5が父系・母系ともに系列ぐるみとなり全体をリード。これにBold Ruler6・7×5のスピードをアシスト。欧米の血の連動にスムーズを欠くため、硬い馬場での瞬発力は今一つだが、米系スピードの生かし方に妙味があり、スタミナもPrincequilloが活用されている。開花後は芝・ダートを問わずしぶとさ発揮が期待できる。
 
ノースブリッジ 牡 父モーリス 母アメージングムーン/アドマイヤムーン 奥村武厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 サンデーサイレンス4×4(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer5・6・6・6×6・6・7の系列ぐるみにより全体をリード。Hail to Reason、Raise a Native、Never Bendなどのスピード・スタミナをアシスト。父母のキーホースはほぼ押さえられ、開花後のしぶとさ・タフさ発揮が可能な芝・ダート兼用型配合馬。


by つきじ修治





メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2020.05.14
『ザッツPOG 2020〜2021』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2020.04.23
『競馬王のPOG本 2020−2021』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2020.04.22
『天才! のPOG青本2020〜2021』(メディアボーイ)が発売になりました。新種牡馬やI理論に関する取材記事が掲載されています。





ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。