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今週デビューの注目馬ピックアップ
次回は10月20日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ダークリパルサー 牡 父ハードスパン 母エミネントシチー/ブライアンズタイム 金成貴史厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Roberto4×3は単一だが、欧米の血をまとめる上で有効性がある。主導はNasrullah−Nearcoの系列ぐるみで、祖母内ブレイヴェストローマンのスピード・スタミナを再現したことや、バランス良くまとめられたことが長所。半兄エスポワールシチー(父ゴールドアリュール)と同様、ダート路線でタフな走りが見込めるタイプ。

マウレア 牝 父ディープインパクト 母バイザキャット/Storm Cat 手塚貴久厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×4(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。父の母方の生かし方が中途半端になったことは残念だが、祖母内7代目のMahmoudやTetratemaのアシストを受け、この父と母の父の組み合わせとしてはスピード優位の血統構成。牝馬同士のレースで安定した走りが可能。

ライジングドラゴン 牡 父カネヒキリ 母ゴッドビラブドミー/ブライアンズタイム 吉田直弘厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector4×5の系列ぐるみを主導として、Hail to ReasonやNashuaクロスを通じてRobertoのスピード・スタミナをアシスト。シンプルさに欠けることは否めないが、RomanやTraffic Courtなどのアシストもあり、米系の血はしっかり活用されている。安定味に欠けるものの、好調期の意外性を秘めたダートタイプ。

ロンロネオ 牡 父Elusive Quality 母カタウォール/Street Cry 藤岡健一厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector3×4は単一に近い形態で影響力はやや弱いが、Northern Dancer4×5とSecretariat4×5の系列ぐるみが主導となり、近親度はかなり強い。そのため、硬い馬場での素軽さ・切れに不安を残すことは否めない。とはいえ、米系の生かし方は良く、好調期に時計を要す芝やダート戦でのしぶとさ発揮が期待できる。

オハナ 牝 父ディープインパクト 母ハウオリ/キングカメハメハ 堀宣行厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 父内5代目のAlmahmoudが世代ズレを生じており、主導の明確性は今一つで、ここが上位クラスに入った際にツメの甘さを見せる要因となりそう。とは9いえ、Gainsboroughを核とした血の流れを備えたことや、Vilmorin−Gold Bridgeのスピードを押さえた点は見どころ。芝中距離戦で反応の良い自在性のある走りが期待できる。

ギャンブラー 牡 父ハービンジャー 母アイアムマリリン/マンハッタンカフェ 斎藤誠厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・5・6・7×6・6の系列ぐるみを主導として、これにHail to Reason−Turn-toのスピードをアシスト。これぞという個性・迫力のある内容ではないが、父母の血が無難にまとめられ、同父産駒としては仕上げやすさも備わっている。平均ペースや少し時計を要す芝の中距離でしぶとい末脚が使えるタイプ。

クレヴァーパッチ 牡 父ハードスパン 母トーコーユズキ/ディープインパクト 加藤征弘厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer3×5・6(中間断絶)を呼び水として、Aces Swinging(=Raise a Native)5×4の系列ぐるみにより全体をリード。シンプルさに欠ける配合形態で、芝のスピード・瞬発力勝負への対応力は不足。とはいえ、血の結合状態は比較的良く、開花は早いタイプ。ダート路線で好調期の意外性発揮は期待できる。

フォックスクリーク 牡 父ディープインパクト 母クロウキャニオン/フレンチデピュティ 中内田充正厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5・5は中間断絶のため影響力はやや弱く、Turn-toクロスを伴うHail to ReasonとAlmahmoudの系列ぐるみで父の父方Haloを強調。欧州系スタミナを生かし切れず、上位クラスではツメの甘さを見せるタイプだが、Haloへの血の集合力を備えた点は長所。芝・ダートを問わず、早期から中距離対応可能。

ドゥリアリティ 牝 父スターリングローズ 母ヒシラスティ/フサイチコンコルド 浜田多実雄厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer4×5・5・6の系列ぐるみ主導の明確性を備えたことは、この配合の見どころ。ただし、母内に世代後退や不備が見られ、信頼度の高い血統構成とはいえない。また、欧米の血の連動にスムーズさを欠くため、芝スピード対応力も不足するタイプと推測される。条件級のダート戦ならば好調期の意外性発揮は可能。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2017.05.11
『ザッツPOG 2017〜2018』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『競馬王のPOG本 2017−2018』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『最強のPOG青本 2017〜2018』(KKベストセラーズ)が発売になりました。当事務所が新種牡馬について取材を受けた記事が「ドラフト対策」コーナー内に掲載されています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。