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今週デビューの注目馬ピックアップ
次回は12月14日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

スカイシアター 牝 父ヴィクトワールピサ 母タッチアス/Mineshaft 高柳瑞樹厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×4(中間断絶)とTurn-toクロスを伴うHail to Reason5・6×4・6のスピードを前面で強調。スタミナはHoist the Flag、Djebelなどが活用されている。硬い馬場でのスピード・瞬発力はやや不足するが、平均ペースや時計を要する芝、あるいはダートの中距離戦で好調期のしぶとさ発揮は見込めるタイプ。

ベイオブコトル 牡 父ゴールドアリュール 母ハーロンベイ/Elusive Quality 高柳瑞樹厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 母内の世代がやや新しく、Hail to Reasonなどが世代ズレを生じており、少しムラな面を見せることは予想される。とはいえ、「46」という少ないクロス馬により父母のキーホースがしっかり押さえれられた点は見どころ。米系スピードを主体とした母の血の内容から、開花は比較的早く、ダート・スピードレースへの適性が備わる。

ファタリテ 牡 父ロードカナロア 母ルミアージュ/ハーツクライ 大根田裕之厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・6・6・8×5・6(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud、Bold Rulerのスピード、Hornbeam、Somethingroyal−Princequilloのスタミナを前面で活用。主導・血の集合がわかりにくく、クラスが上がった際の決め手は今一つだが、全体バランスの良さは見どころ。開花後の堅実な走りが見込める。

ハヤブサナンデクン 牡 父ゴールドアリュール 母ホワイトクルーザー/クロフネ 吉村圭司厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Almahmoud、Hail to Reasonなどが世代ズレを生じ、硬い馬場での素軽さ・切れに通じる要素は不足。そのかわり、Northern Dancer4・6×6・6の系列ぐるみ主導が明確なことや、母内クロフネ、ミシルの血が活用された点は見どころで、ダート巧者型の内容を示している。この路線ならば開花後はある程度上位で通用も可能。

キングスバレイ 牡 父ゼンノロブロイ 母シーガルサリー/フレンチデピュティ 斎藤誠厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Hail to Reason4×5(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud、Nearctic、Nashua、Buckpassserなどのスピード・スタミナを傘下に収めた形態。クロス馬の種類「73」と血の統一性を欠くため、硬い馬場での瞬発力勝負は不安だが、全体的に無難なまとまりを示し、ダートや時計を要する芝で開花後のしぶとい走りは可能。

シーオブザムーン 牝 父ブラックタイド 母ムーンフェイズ/エリシオ 金成貴史厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Northern Dancer、Hail to Reason−Turn-to、Almahmoud、Promised Landが前面でクロスし、シンプルさに欠けることは惜しまれる。また、母の父エリシオ内の不備もマイナスで、クラスが上がった際の信頼度は今一つ。長所は父母の持つスピード要素がうまく押さえられたこと。比較的仕上げやすいマイル〜中距離型。

ティグラーシャ 牝 父ディープインパクト 母シーズアタイガー/Tale of the Cat 池添学厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 母自身はMr. Prospector3×4を呼び水として、Bold Rulerのスピードを傘下に収めた米系主体の配合。当馬はそのスピードを再現できなかったことが不安材料で、成長力や安定味は今一つ。そのかわり、「46」という少ないクロス馬で影響力の強い父内の血を無難にまとめたことから、早期レースで有利に戦える可能性を秘める。

タニノドラマ 牡 父タニノギムレット 母ブライダルベール/キングカメハメハ 松田国英厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Nashua5×6の系列ぐるみを主導として、Graustark〜AlibhaiやBlue Peter、Sifなどのスタミナをアシスト。硬い馬場での瞬発力に通じる要素はやや不足し、クラスが上がった際にはツメの甘さを見せるかもしれないが、父の持つスタミナ要素はしっかり活用され、開花後のしぶとさ・タフさ発揮が見込める。平均ペース向き。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2018.05.10
『ザッツPOG 2018〜2019』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2018.04.26
『競馬王のPOG本 2018−2019』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。