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今週デビューの注目馬ピックアップ

1月23日
中山4R・ダ1200m・16頭
スポイルド
ハイオプターレ
グレナディエ
フォルトゥナータ
ブリリアントパーク
 スポイルドの配合はNorthern Dancer4・4×4・7・7の系列ぐるみが主導。かなり極端なバランスを示しており、ムラな面はありそうだが、父Exceed And Exelのスピードをきっちり再現した点が魅力。
 ハイオプターレはAlmahmoud7×5の系列ぐるみを主導として、母の父サンデーサイレンスを強調。母(2歳女王ピースオブワールドの全妹)のスピードがうまく再現され、早期の仕上がりが見込めるタイプ。

中山6R・ダ1800m・10頭
トラストドーベル
オセアジャスティス
ポンフー
ワンダーイチョウ
サノノイーグル
 トラストドーベルはNorthern Dancer5・6×5・6(中間断絶)を呼び水として、バランス良くまとめられた配合馬。母の父Honour and Gloryの生かし方が良く、開花後はダート路線で堅実な走りが可能。
 オセアジャスティスはNorthern Dancer5・6・7×4・6・6の系列ぐるみを主導として、祖母内Nureyevに血を集合させた血統構成。少しムラな面はありそうだが、好調期は意外にしぶといタイプ。

中京3R・ダ1800m・10頭
キタサンマーベラス
トウカイベルシナル
グラヴィテ
メイショウクシナダ
アルムポテンツァ
 キタサンマーベラスの配合はBold RulerとRaise a Nativeのスピードを前面で強調。全体のバランスも良く、父ヘニーヒューズのイメージ通りダート適性が備わっている。距離の適応範囲は広いタイプ。
 トウカイベルシナルは5代目に異種のクロスが派生し、シンプルさに欠ける配合形態だが、Buckpasser
5・5×7の系列ぐるみにより米系スピード・スタミナを再現した点が魅力。こちらもダート適性は高い。

1月24日
中山6R・芝2000m・16頭
ヴァルガス
グランオフィシエ
アルパインリンクス
カレンレベンティス
プレイイットサム
 ヴァルガスはSadler's Wells4×4の系列ぐるみを主導として、Danzig5×5のスピードをアシストした個性的な血統構成。硬い芝への対応にやや不安を残すものの、なかなか妙味のある内容を示している。
 グランオフィシエの配合はNorthern Dancer5・5・7×5・5(中間断絶)を呼び水として、バランス良くまとめられた形態。母マーブルカテドラルほどの早期完成型ではないが、スピード面は良好。

中京3R・ダ1200m・16頭
ウルトラソニック
スズカスパーブオー
ショウナンパプリカ
レオフューチャー
ティーティーゴー
 ウルトラソニックの配合はトニービン4×4、Mr. Prospector4×5(ともに中間断絶)が前面に派生。仕上げやすさは今一つだが、母の父アドマイヤドンの生かし方に妙味があり、芝・ダートともに対応可能。
 スズカスパーブオーは影響度数値FCFDと好バランスを示す血統構成で、母の父グラスワンダーのスピード・スタミナもうまく活用されている。開花後はダート路線でしぶとさ・タフさ発揮が期待できる。

中京6R・芝1600m・16頭
エスコーラ
エレガントオーラ
ドゥラモンディー
ジャスティンカフェ
ミニマリズム
 エスコーラの配合は母内ドイツ系の血を生かせなかったことが惜しまれるものの、「40」という少ないクロス馬で父ディープインパクトのキーホースを押さえた点は見どころ。早期・芝中距離適性を秘めている。
 エレガントオーラはNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4×4が明確な主導となった点に妙味のある配合馬。ルーラーシップ産駒としては仕上げやすく、開花後の安定した走りが見込めるタイプ。

小倉5R・芝1800m・16頭
サンデーインアスク
リバースレー
ベルンハルト
ルージュアリュール
ショウナンカノア
 サンデーインアスクはHalo3×5(中間断絶)を呼び水として、欧米のスピード・スタミナ要素をバランス良く活用。比較的開花の早い・芝・ダート兼用型で、芝なら平均ペースや時計を要す馬場が合う。
 リバースレーの配合はNureyev5×4の系列ぐるみにより全体をリード。半姉プリモシーンよりも内容はやや劣るが、ストラヴィンスキーやデインヒルの血が再現され、好調期の意外性は十分に秘めている。




新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ララシャルロット 牝 父ヘニーヒューズ 母エイシンピカデリー/ハードスパン 今野貞一厩舎
評価 B 短〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer5×4・6・6(中間断絶)を呼び水として、Raise a Native5×6・6の系列ぐるみにより全体をリード。Bold Ruler のスピード、Prince John のスタミナを補給し、同父産駒としてまとまりのある配合内容を示している。硬い馬場での決め手は不足するが、開花後はダートや時計を要する芝で安定した走りが可能。
 
オメガロマンス 牝 父ハーツクライ 母オメガスピリット/スピニングワールド 斎藤誠厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 祖母の傾向はやや異なるが、父の良さであるAlmahmoud、Hyperionの血の流れがシンプルに再現された点は長所。母内Nureyev、Riverman、Danzigなどの良質な血がアシストされ、どちらかといえばスピード面に優れた内容だが、全姉ヌーヴォレコルトの実績通り距離延長への対応力を秘めている。硬い馬場での瞬発力発揮も可能。
 
インフィニタス 牝 父モーリス 母アンチュラス/ディープインパクト 清水久詞厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 サンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Lyphard5×5の系列ぐるみにより全体をリード。母内ディープインパクトやWild Zone のスピード・スタミナは比較的うまく活用されている。父内モガミ、カーネギーなどの影響から素軽いタイプではないが、時計を要する芝やダートのマイル〜中距離戦への適性は備わる。
 
コズミックマインド 牡 父Into Mischief 母Mystical Star/Ghostzapper 田島俊明厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Hail to Reason5・6×7は中間断絶で影響力はやや弱く、Northern Dancer6・6・7×6の系列ぐるみにより全体をリード。主導の明確性は今一つで、生きている血の傾向からも芝スピード対応に不安を残す。とはいえ、父内のスピード・スタミナキーホースはしっかり押さえられ、ダート中堅級あたりで通用可能な内容は確保された。
 
リノユヴァース 牡 父ネオユニヴァース 母ボシンシェ/Kingmambo 友道康夫厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Almahmoud、Nasrullah のスピード、Hyperion、Wild Risk のスタミナを前面で活用。バランスの良い中距離型の血統構成を示している。惜しまれるのは父母の血の流れがやや異なり、欧米の血の連動にスムーズさを欠いていること。ここが硬い馬場での瞬発力勝負における割引材料だが、開花後の堅実な走りが可能。平均ペース向き。
 
バルドルブレイン 牡 父ロードカナロア 母ラグタイム/ディープインパクト 奥村豊厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×6(中間断絶)を呼び水として、影響度数値ECBBとバランス良くまとめられた点が魅力。惜しまれるのは主導の明確性を備えられなかったことで、上位クラスに入った際の決め手に不安を残すが、父や祖母内More Than Readyの持つスピード要素がしっかり再現され、開花後の堅実な走りが見込めるタイプ。


by つきじ修治





メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2020.05.14
『ザッツPOG 2020〜2021』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2020.04.23
『競馬王のPOG本 2020−2021』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2020.04.22
『天才! のPOG青本2020〜2021』(メディアボーイ)が発売になりました。新種牡馬やI理論に関する取材記事が掲載されています。





ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。