HOME   |   レース情報   |   クラブ馬簡易分析リスト   |   I理論配合分析   |   繁殖牝馬適性診断
 

今週デビューの注目馬ピックアップ

次回は10月30日に更新する予定です。


ふるなびクラウドファンディング


新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

レオカクテル 牡 父タイムパラドックス 母レオフォーレンス/フジキセキ 萱野浩二厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Turn-toクロスを伴うHail to Reason4×5、次いでBold Ruler5×7の系列ぐるみにより全体をリード。クロス馬の種類「72」が示す通り血の統一性を欠き、芝での素軽さ・切れは不足。とはいえ、父母内に大きな不備を生じず、Djebel、Princequillo、Bull Leaなどのスタミナが押さえられ、ダート路線でのタフな走りが可能。
 
グラティアス 牡 父ハーツクライ 母マラコスタムブラダ/Lizard Island 加藤征弘厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5×5・6・6の系列ぐるみを主導として、Almahmoud、Turn-to、Promised Landなどスピード系の血をアシスト。スタミナはHyperionやBusandaが活用されている。半姉レシステンシア(父ダイワメジャー)ほどの早期完成型ではないが、同父産駒としては仕上げやすく、芝中距離戦での意外性を秘める。
 
ロシアンサモワール 牝 父American Pharoah 母Megalicious/Songandaprayer 松永幹夫厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Unbridled4×4(中間断絶)を呼び水として、Mr. Prospector6×4・6とExclusive Native5×5の系列ぐるみにより全体をリード。生きている血の傾向からすると芝スピード・瞬発力勝負は不安だが、なかなか個性的な米系主体の血統構成示す。ダート適性は十分に備わり、好調期に意外なしぶとさを発揮する可能性がある。
 
スーパーウーパー 牝 父Overanalyze 母Spoken
/Unbridled's Song 森秀行厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 少しシンプルさに欠けるが、Mr. Prospector5・5×4・5の系列ぐるみが比較的明確な主導となった点は見どころ。全体を通じて大きな不備を生じず、バランスも整っている。芝での素軽さ・切れに通じる要素は不足するが、Round Table(=Monarchy)などのスタミナを得て、ダート路線でスピードの持続力を生かした走りが可能。
 
セルフメイド 牡 父サウスヴィグラス 母ジョリファム/スペシャルウィーク 牧光二厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Northern DancerとBold Rulerの系列ぐるみにより全体をリード。父母間に少し世代ズレを生じたため、堅実な走りを見せるタイプではないが、父母のキーホースはしっかり押さえられており、父のイメージ通りダート適性が備わっている。好調期には中堅級あたりで通用可能。
 
アルコディオーサ 牝 父ディープインパクト 母ナスケンアイリス/フレンチデピュティ 手塚貴久厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 父母の傾向は今一つで、母内に不備を生じたことは当馬の不安材料。Donatello の世代ズレなどもあり、これぞという個性・迫力に欠けることは否めない。そのかわり、Almahmoud、Turn-to、Native Dancer など、父母内のスピード要素がシンプルに押さえられたことは確か。同父産駒としては仕上げやすい芝・ダート兼用タイプ。
 
サナティオ 牝 父ディープインパクト 母ケープジャスミン/クロフネ 清水久詞厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reason4×6・7、Northern Dancer5×
5・6の系列ぐるみにより全体をリード。強調された父の父方Haloへの血の集合力が備わっている。上質なスタミナの核は不足するが、祖母内Mr. Prospector、Nureyev、Stop the Musicなどのスピードアシストを受け、仕上げやすさや芝・ダート兼用資質を備えたマイル〜中距離型。
 
シャフリヤール 牡 父ディープインパクト 母ドバイマイジェスティ/Essence of Dubai 藤原英昭厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 父内5代目Northern Dancer は世代ズレを生じており、Almahmoud クロスもなく、主導はTurn-to クロスを伴うHail to Reason4×6・8。全兄アルアインはG1馬だが、血統構成上は米系比率が高く、上質なスタミナの核が不足しており、同父産駒としてはやや信頼度の低い形態。早期の開花や好調期の意外性発揮は可能。
 
エコロデイジー 牝 父ハービンジャー 母モモトンボ/ネオユニヴァース 牧浦充徳厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・5・6・7×6・7の系列ぐるみを主導として、父内のスピード・スタミナキーホースをしっかり押さえた点が長所。ただし、祖母内に不備を生じており、クラスが上がった際の瞬発力勝負ではツメの甘さを見せることが予想される。平均ペースや時計を要する芝中距離向きで、好調期にしぶとさ発揮は見込める。


by つきじ修治





メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2020.05.14
『ザッツPOG 2020〜2021』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2020.04.23
『競馬王のPOG本 2020−2021』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2020.04.22
『天才! のPOG青本2020〜2021』(メディアボーイ)が発売になりました。新種牡馬やI理論に関する取材記事が掲載されています。





ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。