『Weekly 血統リポート』
2024年9月19日号発売中!
【コンテンツ】
■2歳新馬・未勝利戦勝ち上がり馬(9月14日〜9月16日、28頭)の配合評価&9代分析表
■2歳・3歳特別レース出走馬配合評価一覧(神戸新聞杯、カンナS、野路菊S)
価格=1,200円
6月の2歳新馬戦開幕から日本ダービー開催までを1つのサイクルとして、毎週発行いたします。前週の2歳・3歳の新馬戦・未勝利戦勝ち馬評価と9代クロス馬分析表に加え、2歳・3歳特別レースが組まれている週には、その出走確定馬の配合評価一覧を収録します。
※6月以降の3歳未勝利戦勝ち馬については、短評を省略した評価データを掲載。また、3歳特別レースの評価掲載は日本ダービー開催週まで(3歳限定重賞レースは菊花賞まで)となります。
※変則開催の場合を除き、毎週木曜日の夜に販売を開始する予定です。 ※商品内容や販売時期、価格等は変更になる可能性がありますので、ご了承ください。
新馬戦勝ち馬配合評価(簡易版)
バギーウィップ 牡 父ナダル 母トーコーユズキ/ディープインパクト
評価 C 中距離 芝○ ダ○
イブニングタイド 牝 父ドゥラメンテ 母イブニングジュエル/Northern Afleet
評価 B 中距離 芝○ ダ○
ナムラクララ 牝 父アドマイヤマーズ 母サンクイーン2/Storm Cat
評価 D 短〜中 芝□ ダ□
ヴァージル 牡 父ビッグアーサー 母ストームイメージ/ダンスインザダーク
評価 B 短〜マ 芝○ ダ○
レイユール 牝 父キズナ 母レイカーラ/キングカメハメハ
評価 B 中距離 芝○ ダ□
キタノサワヤカ 牡 父イスラボニータ 母サワヤカブラン/クロフネ
評価 C マ〜中 芝○ ダ○
スリーキングス 牡 父エピファネイア 母ヒムノティック/War Front
評価 C 中距離 芝○ ダ○
レーヴブリリアント 牡 父スワーヴリチャード 母リリレフア/ロードカナロア
評価 B マ〜中 芝○ ダ□
ブラウンラチェット 牝 父キズナ 母フォエヴァーダーリング/Congrats
評価 B マ〜中 芝○ ダ○
ミリアッドラヴ 牝 父ニューイヤーズデイ 母レディバード/スマートファルコン
評価 B 短〜中 芝□ ダ○
ゴージャス 牝 父ゴールドシップ 母サトンジャスミン/Wilburn
評価 C 中距離 芝○ ダ○
2歳・3歳重賞レース上位馬配合評価 (G1=5着、G2=3着、G3=2着まで)
ローズステークス・G2・芝2000m
1着
クイーンズウォーク 牝 父キズナ 母ウェイヴェルアベニュー/Harlington
評価 B 短〜中 芝○ ダ□ @□ A□ B□ C□ D□ E○ F○41 G□ H□ I□ J□ 日本適性○ 成長力□
Halo4×6とNorthern Dancer5・6×6・6(中間断絶)を呼び水として、Bold RulerやAlmahmoud、Native Dancerのスピードを活用。シンプルな異系形態のもと、「41」と少ないクロス馬でまとめられたことから、母内の不備は大きな能力減要因にはならないものと判断される。早期の仕上がりが見込めるマイラータイプ。
2着
チェレスタ 牝 父ハービンジャー 母カリンバ/ルーラーシップ
評価 B 中距離 芝○ ダ□ @○ A△ B□ C□ D□ E□ F□54 G○ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Lyphard5×6の系列ぐるみを主導として、父のスピード・スタミナキーホースをしっかり押さえた点が魅力。母の血がやや新しくバランス面は今一つで、血の集合も明確ではないため、上位クラスに入った際の決め手は不足。そのかわり、生きている血の質は高く、開花後は平均ペースの芝中距離戦でしぶとい末脚を使えるタイプ。
3着
セキトバイースト 牝 父デクラレーションオブウォー 母ベアフットレディ/Footstepsinthesand
評価 C マ〜中 芝○ ダ○ @○ A△ B□ C□ D□ E□ F□55 G□ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
Blushing Groomクロスを伴うRahy3×5により全体をリード。Secretariat、Almahmoudのスピード、Nijinsky、Round Tableのスタミナなどをアシスト。祖母内に世代後退が見られ、安定味を欠くことが予想される。とはいえ、なかなか個性的な形態を示し、好調期の意外性を秘めた芝・ダート兼用のマイル〜中距離タイプ。
セントライト記念・G2・芝2200m
1着
アーバンシック 牡 父スワーヴリチャード 母エッジースタイル/ハービンジャー
評価 B 中距離 芝○ ダ□ @□ A△ B□ C□ D○ E○ F□57 G○ H□ I□ J□ 日本適性△ 成長力□
サンデーサイレンス3×4(中間断絶)を呼び水として、Lyphard5×5・6、Hail to Reason5・8×6・8の系列ぐるみにより全体をリード。NijinskyやLe Fabuleuxのスタミナを補給。シンプルさを欠くため仕上げにくく、硬い馬場への対応もやや不安だが、血の質の良さは魅力。平均ペースや少し時計を要する芝中距離が合う。
2着
コスモキュランダ 牡 父アルアイン 母サザンスピード/Southern Image
評価 C 中距離 芝○ ダ□ @○ A□ B□ C□ D□ E□ F△60 G□ H□ I□ J□ 日本適性△ 成長力□
Halo4×4の系列ぐるみを主導として、Northern Dancer、Sir Ivor、His Majestyなど通じて良質なスピード・スタミナをアシスト。欧米の血が入り混じり、スピードの引出しに手間取るタイプで、硬い馬場の瞬発力勝負は割引が必要。とはいえ、生きている血の質は良く、きっちり仕上がった際のしぶとさを秘めた芝中距離タイプ。
3着
エコロヴァルツ 牡 父ブラックタイド 母プティプランセス/キングカメハメハ
評価 B 中距離 芝○ ダ○ @□ A△ B□ C○ D□ E□ F○40 G□ H□ I□ J□ 日本適性□ 成長力□
母の血が新しくHail to Reasonが世代ズレを生じるなど、バランス面は今一つ。見どころはNorthern Dancer5×5・6・6・8(中間断絶)呼び水のもと、Almahmoudを主導としたシンプルな形態が保たれたこと。安定した走りを見せるタイプではないが、クロス馬の種類も「40」と少なく、中距離戦での意外性を秘めている。
by つきじ修治
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メディア掲載情報
2024.04.24
『競馬王のPOG本 2024−2025』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「名人たちのオススメ10頭」コーナーを担当しています。
2024.04.22
『天才!のPOG青本 2024−2025』(メディアボーイ)が発売になりました。当事務所は「T理論で予見する!新種牡馬スカウティング・レポート24」コーナー他を担当しています。
ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準
ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。
@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力
血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。
評価ランクと合計ポイント(生産全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (1%)
Aランク= 70〜75(6%)
Bランク= 60〜65(25%)
Cランク= 50〜55(40%)
Dランク= 40〜45(25%)
Eランク= 35以下 (3%)
≪近年の活躍馬の評価例≫
Ace Impact 牡 父Cracksman 母Absolutly Me/Anabaa Blue
評価ランク=S
@主導明確性 ○
A位置・配置 △
B血の結合度 ○
C血の集合力 □
D弱点・欠陥 ○
E影響度バランス ○
F種類・数 □51
G質・再現度 ○
H流れ・統一性 □
Iスピード要素 ○
Jスタミナ要素 ○
-----------------------
■芝適性 ○
■ダート適性 □
■日本適性 △
■成長力 ○ 距離適性=中〜長 《評価コメント》 Northern
Danzig5・5×4の系列ぐるみを主導として、これにNever Bendのスピード、Bustino〜Crepelloのスタミナをアシスト。生きている血の質は非常に高く、そして何より、Allegretta5×4(中間断絶)によりドイツ系など特殊な欧州系の血をまとめた点に妙味がある。近年の凱旋門賞馬の中でも特に優れた血統構成を示している。
イクイノックス 牡 父キタサンブラック 母シャトーブランシュ/キングヘイロー
評価ランク=A
@主導明確性 ○
A位置・配置 □
B血の結合度 ○
C血の集合力 □
D弱点・欠陥 □
E影響度バランス □
F種類・数 □55
G質・再現度 ○
H流れ・統一性 □
Iスピード要素 □
Jスタミナ要素 □
-----------------------
■芝適性 ○
■ダート適性 □
■日本適性 △
■成長力 □ 距離適性=中距離 《評価コメント》
Halo4×4は中間断絶で影響力はやや弱く、全体をリードするのはNorthern Dancerクロスを伴うLyphard5・5×4。この主導は父の傾向を受け継ぐもので、さらにSir Ivor6×5の系列ぐるみによるスピード・スタミナアシストにも魅力がある。仕上げやすい内容ではないが、きっちり開花した際の意外性は十分に秘めている。
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