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今週デビューの注目馬ピックアップ

11月21日
東京4R・ダ1400m・16頭
オープンセサミ
デイトンテソーロ
フロムディスタンス
トップヴィヴィット
ルルルージュ
 オープンセサミの配合はMr. Prospector5×4の系列ぐるみを主導として、Lyphard、Sir Ivor、Hail to Reasonのなどのスピード・スタミナをアシスト。開花後はマイル前後の距離でしぶとい走りが可能。
 デイトンテソーロはStorm Cat4×4(中間断絶)を呼び水として、Secretariatの系列ぐるみにより全体をリード。シンプルな配合ではなく、ムラな面はありそうだが、好調期の意外性を秘めたダートタイプ。

東京5R・芝1600m・18頭
ビューティフルデイ
エアリエル
エンピレオ
チュウワエンジェル
レフトゥバーズ
 ビューティフルデイの配合は影響度数値CCCDと好バランスを保ち、Sir Ivor5×6(中間断絶)によるスピード・スタミナアシストも魅力。芝マイル〜中距離路線で差し脚を武器とした走りが期待できる。
 エアリエルはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、母の父アドマイヤベガのスピード・スタミナを再現。父リオンディーズの血も活用され、平均ペースのレースでしぶといタイプ。

阪神5R・芝1600m・8頭
アンドヴァラナウト
レゾンドゥスリール
ヴィアルークス
ケイアイシェルビー
 アンドヴァラナウトは京都2歳S2着の実績を持つヴァナヘイムの全妹。Gainsboroughを核として祖母エアグルーヴのスピード・スタミナを再現しており、開花後の堅実な走りが期待できる優れた配合馬。
 レゾンドゥスリールはHalo3×5・6(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer5×6の系列ぐるみにより全体をリード。ややムラだが、ハーツクライ産駒としては仕上げやすい芝マイル〜中距離型。

阪神6R・ダ1200m・16頭
ウンエンリヒカイ
ワンダーチア
シエルブルー
スマートネクタル
ルシャリーブル
 ウンエンリヒカイの配合はNorthern Dancer6×
5・6の系列ぐるみを主導として、影響度数値AAE
Aと非常にバランス良くまとめられた点が見どころ。開花後の堅実性を秘めたダート巧者タイプ。
 ワンダーチアはDanzig4×5の系列ぐるみを主導として、Mr. Prospectorのスピードを補給。ダンシングブレーヴ5×4(中間断絶)により欧米の血をまとめた個性派配合で、仕上がった際の意外性を秘める。

11月22日
東京5R・芝2000m・11頭

ジャストフィット
アルビージャ
アインジェニー
ミッキーセレスタ
イースタンワールド
 ジャストフィットの配合はSadler's Wells3×3の系列ぐるみを主導として、Danzig5×4のスピードをアシスト。かなり近親度の強い形態で、硬い馬場への対応に不安を残すが、生きている血の質の良さは魅力。
 アルビージャはサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、Northern Dancerクロスを伴うノーザンテースト5×4により全体をリード。祖母の生かし方に妙味があり、好調期の意外性は十分に秘める。

東京6R・ダ1600m・16頭
サトノバトラー
カンリンポチェ
ルヴィアス
カフェアヴニール
フォーヴィスム
 サトノバトラーの配合はRaise a Native、Never Bend、Nashuaなどのスピード・スタミナを前面で活用。使われつつ良化するタイプだが、生きている血の質が高く、開花後はしぶとさ・タフさ発揮が可能。
 カンリンポチェはDrone6×4の系列ぐるみを主導として、母の父カリズマティックのスピード・スタミナを再現。なかなか個性的な配合形態で、きっちり仕上がった際の意外性を秘めたダート・マイルタイプ。

阪神5R・芝2000m・11頭
エイカイロイヤル
サトノハンター
レヴェッツァ
ネビーイーム
 エイカイロイヤルはトーセンカンビーナ(阪神大賞典2着)の全弟で、Sir Ivor5×6とAlmahmoud5・7×7・7・8を主導とした個性派配合。Donatelloのスタミナも魅力で、仕上がった際の意外性は十分。
 サトノハンターはLyphard5×5の系列ぐるみを主導として、バランス良くまとめられた配合形態。硬い馬場への対応は課題だが、スタミナ面に優れており、開花後は芝中長距離路線で安定した走りが可能。

阪神6R・ダ1800m・12頭
ネフェルタリ
サンベリーナ
ロードエルピス
タマモヒメギミ
トゥルーウィッシュ
 ネフェルタリの配合は主導の明確性が今一つで、Graustark やPrincequillo の影響もあり仕上げにくいが、「43」という少ないクロス馬により母内のスタミナが活用され、仕上がった際の意外性を秘めている。
 サンベリーナはダート路線で活躍したインカンテーションの半弟で、Raise a NativeとNorthern Dancerクロスにより母の父Machiavellianを強調。好バランスを保ち、しっかり開花すれば堅実な走りが可能。

11月23日
東京5R・芝1800m・13頭
グランワルツ
ダノンブレット
シー
タケルジャック
マジックビューティ
 グランワルツは重賞3勝の実績を持つバウンスシャッセの初仔。シンプルさや血の統一性に欠ける配合形態で、硬い馬場での切れ味は今一つだが、好調期のしぶとさ発揮が見込めるマイル〜中距離タイプ。
 ダノンブレットはMr. Prospector5×3(中間断絶)を呼び水として、影響度数値JBBCと好バランスを保つ血統構成。平均ペースの芝中距離戦に適性を示し、開花後の安定した走りが期待できるタイプ。

東京6R・芝1400m・18頭
オンラインドリーム
リュクスフレンド
サザンナイツ
ペルセウステソーロ
ハコダテブショウ
 オンラインドリームの配合はデインヒル3×3(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancerの系列ぐるみにより全体をリード。硬い馬場や短距離戦への対応は課題だが、非常に妙味のある内容を示している。
 リュクスフレンドはSir Ivor5×4(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。母の父ザールの血を再現した個性派配合で、好調期に意外なしぶとさを発揮する可能性がある。

阪神5R・芝1200m・12頭
ゲンパチミーティア
メイショウフンケイ
ランスオブミューズ
エムケイゴールド
クリムゾンハート
 ゲンパチミーティアはNorthern Dancer5・6・6・8×5(中間断絶)を呼び水として、シンプルかつバランス良くまとめられた配合馬。比較的仕上げやすく、短距離〜マイル路線で安定した走りが可能。
 メイショウフンケイは母の世代後退により堅実なタイプではないが、Halo3×5(中間断絶)が呼び水として効果を発揮。Northern Dancerの系列ぐるみ主導も明確になっており、早期の開花が見込めるタイプ。




新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

アンダープロット 牡 父ハーツクライ 母マチカネタマカズラ/Kingmambo 加藤征弘厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 父内4代目Hail to Reason は世代ズレとなったが、影響度数値EDEDと全体のバランスはしっかり保たれている。これぞという個性・迫力に欠け、上位クラスでの決め手は今一つだが、Northern Dancer5×
5・5の系列ぐるみを主導として大きな不備なくまとめられ、開花後は芝中距離路線で安定した走りを見せる可能性がある。
 
ルージュアドラブル 牝 父ロードカナロア 母ココロノアイ/ステイゴールド 国枝栄厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・6・6・8×5・6の系列ぐるみを主導として、父母のスピード・スタミナキーホースがきめ細かく押さえられた点が長所。His Majesty(=Grarstark)の中間断絶やIn Reality、Sanctus の単一クロスが派生し、仕上げやすい内容とはいえないが、生きている血の質は良好。平均ペース向きのマイラータイプ。
 
レディバグ 牝 父ホッコータルマエ 母フェバリットガール/ダンスインザダーク 北出成人厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 4代目のNijinskyは世代ズレとなり、Never Bend
7×5とBold Ruler7×5の系列ぐるみ、Native Dancerクロスを伴うRaise a Native5・7×6により全体をリード。バランスが崩れたため安定した走りを見せるタイプではないが、祖母内リヴリア、ボールドラッドのスピードが再現され、ダート路線での意外性を秘めた配合馬。
 
アトミックフレア 牡 父ドゥラメンテ 母ミスティックソウル/Bahri 渡辺薫彦厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 母の父内4代目のNever BendとNijinskyが世代ズレを生じており、影響度数値CCFCが示すほどのバランスは保たれず、ムラな面を見せることが予想される。長所は強調された母の父Bahriのスピード・スタミナキーホースがしっかり押さえられたこと。好調期に芝マイル〜中距離路線で意外なしぶとさを発揮する可能性はある。
 
ジョイフルダンサー 牝 父ヘニーヒューズ 母バリアーモ/シンボリクリスエス 西浦勝一厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 主導の明確性を欠くことは惜しまれ、硬い馬場でのスピード・瞬発力勝負への対応力は今一つ。とはいえ、母の父シンボリクリスエスをはじめ、父内Storm Cat、Meadowlakeのスピード・スタミナキーホースをしっかり押さえ、比較的シンプルな異系形態を保つ点は見どころ。開花後はダートや時計を要する芝でタフな走りが可能。
 
カフェカエサル 牡 父ラブリーデイ 母プロミネント/タイキシャトル 堀宣行厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ□
 Mr. Prospector4×5の系列ぐるみを主導として、これにHaloのスピード、Nijinskyのスタミナをアシスト。シンプルさや血の統一性に欠けることは惜しまれるが、全体を通じて大きな不備を生じずにまとめられ、母内で生きている血の質やバランス面も悪くない。平均ペースのマイル戦向きで、好調期にしぶとい末脚を使えるタイプ。
 
メタスペクター 牡 父ダンカーク 母フロリアード/クロフネ 小西一男厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Bold Ruler6・7×6の系列ぐるみにより全体をリードする完全異系交配馬。「45」とクロス馬の種類が少ないわりに血の統一性は今一つで、芝スピード・瞬発力への対応は割引が必要。とはいえ、Hail to Reason、Native Dancer、Buckpasserなど米系スピード・スタミナのアシストを受け、ダート路線でのタフな走りは可能。
 
シゲルピンクルビー 牝 父モーリス 母ムーンライトベイ/High Chaparral 渡辺薫彦厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancerクロスを伴うSadler's Wells4×3により全体をリードし、Danzigのスピード、Nashuaのスタミナをアシスト。祖母内に世代の後退した部分はあるが、影響度数値EFLFとバランスは整っている。上位クラスに入った際の瞬発力勝負にやや不安を残すが、生きている血の質は高く、好調期の意外性は十分に秘める。
 
ダノンジェネラル 牡 父ドゥラメンテ 母ペルヴィアンリリー/フレンチデピュティ 中内田充正厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×3の系列ぐるみが派生した近親度の強い形態のため、ムラな面を見せることが予想される。また、Gainsboroughを核とした血の流れを持つ父の良さは再現されていない。とはいえ、主導の明確性を備えたことや、祖母ラスティックベルの特徴を捉えた点は長所。早期開花が可能な芝・ダート兼用のマイル〜中距離型。


by つきじ修治





メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2020.05.14
『ザッツPOG 2020〜2021』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2020.04.23
『競馬王のPOG本 2020−2021』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2020.04.22
『天才! のPOG青本2020〜2021』(メディアボーイ)が発売になりました。新種牡馬やI理論に関する取材記事が掲載されています。





ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   ○
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   ○
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   ○
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   ○
E影響度バランス ○
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  ○
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。