HOME | レース情報 | クラブ馬簡易分析リストI理論配合分析競走馬選定コンサルティング繁殖牝馬適性診断
 

今週デビューの注目馬ピックアップ

次回は6月28日に更新する予定です。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ブルトガング 牡 父ディープインパクト 母タピッツフライ/Tapit 手塚貴久厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 母の血が非常に新しく、クロス効果の読み取りづらい部分があり、その意味では信頼度の高い血統構成ではない。とはいえ、「37」という少ないクロス馬により、影響力の強い父内の血がまとめられたことは確か。全姉グランアレグリアの実績が示す通り開花は比較的早く、きっちり仕上がった際には評価以上の活躍を見せても不思議はない。
 
ラウダシオン 牡 父リアルインパクト 母アンティフォナ/Songandaprayer 斉藤崇史厩舎
評価  短〜マ 芝○ ダ○
 Native Dancerクロスを伴うRaise a Native5×
6・6・7・8と、Hail to Reason5×7の系列ぐるみが主導。父内4代目のIn Realityは世代ズレだが、その中のキーホースは押さえられ、AlmahmoudやMy Babuとともにスピードをアシスト。成長力や安定味は今一つだが、早期などの単調なスピードレースは合うタイプ。
 
パフェムリ 牝 父ヴィクトワールピサ 母タイヨウパフューム/ジャングルポケット 岡田稲男厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Natalma6×5・6の系列ぐるみにより全体をリード。強調された祖母内や父の母系の不備はマイナス材料で、上位クラスに入った際の決め手はやや不足。とはいえ、血の流れやバンラス面は悪くなく、比較的少ないクロス馬でまとめられたことから、開花後のしぶとい走りが見込める。
 
ヤマメ 牡 父パイロ 母サザンジュエリー/アフリート 久保田貴士厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector4×3(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer−Nearctic、Buckpasser−
Tom Foolの系統により全体をリード。血の統一性を欠くことや、クロス馬の位置がちぐはぐになっていることから、芝スピード対応力に不安を残す。とはいえ、ダート巧者タイプの内容を示し、この路線ならば中堅級あたりで通用可能。
 
サナチャン 牝 父マジェスティックウォリアー 母ヒシパール/ディープインパクト 武藤善則厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Seattle Slew3×4(中間断絶)、Mr. Prospector
4×4(中間断絶)により欧米の血をまとめ、全体を通じて大きな不備なくまとめられている。ただし、主導の明確性やシンプルさを欠くことは否めず、硬い馬場での瞬発力勝負は割引が必要となる。芝マイル戦での勝ち上がりだが、どちらかといえばダートに適した血統構成の持ち主。
 
レッドベルジュール 牡 父ディープインパクト 母レッドファンタジア/Unbridled's Song 藤原英昭厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5の系列ぐるみ主導のもと、比較的シンプルにまとめられた形態。惜しまれるのは父内Queen's Hussar、母内Unbridled、Crimson Saintなどの生かし方が中途半端になったこと。これぞいう個性・迫力に欠けることは否めないが、仕上げやすさは備わり、中堅クラスで通用可能な内容は確保されている。
 
レッドヴェイパー 牡 父キンシャサノキセキ 母レジェンドトレイル/フレンチデピュティ 安田隆行厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5×5は中間断絶で影響力はやや弱く、主導はBold Ruler7×5・5の系列ぐるみ。クロス馬の種類「65」と血の統一性を欠き、欧米の血の連動がやや弱いことは上位クラスの瞬発力勝負における不安材料。とはいえ、全体を通じて大きな不備を生じず、バランス面も整っており、安定味やしぶとさ発揮が見込める。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2019.05.09
『ザッツPOG 2019〜2020』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2019.04.27
『天才! のPOG2019〜2020』(メディアボーイ)が発売になりました。「T理論で配合を読み斬る! 新種牡馬のススメ」のコーナーを担当しています。
2019.04.25
『競馬王のPOG本 2019−2020』(ガイドワークス)が発売になりました。巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(35%)
Dランク= 40〜45(30%)
Eランク= 35以下 (3%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。