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今週デビューの注目馬ピックアップ
9月22日
中山5R・芝1600m・16頭
ルガールカルム
ロンドンテソーロ
ワールドイズマイン
サンディレクション
シナリオライン
 ルガールカルムの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×4を主導として、Raise a NativeやAlmahmoudのスピードを補給。母の血がうまく活用されており、早期からスピード対応可能なタイプ。
 ロンドンテソーロはNorthern Dancer4・4×5・6の系列ぐるみ主導の明確性を備え、生きているスピード・スタミナの質も良好。必ずしも仕上げやすい配合ではないが、きっちり開花した際の意外性は十分。

中山5R・芝1600m・16頭
ヴァンドギャルド
リアオリヴィア
シーシャープ
ネルソンタッチ
メイショウショウブ
 ヴァンドギャルドはNorthern Dancer5×5・6・7の系列ぐるみが明確な主導となり、「45」という少ないクロスによりまとめられている。スタミナ優位のわりに早期に頭角を現す可能性を秘めた配合馬。
 リアオリヴィアの配合はAlmahmoud、Turn-toが世代ズレとなったが、父ディープインパクト内のスピード・スタミナの生かし方は良く、特にAlzaoの再現状態に妙味がある。こちらも仕上がりの早いタイプ。

9月23日
中山4R・ダ1200m・16頭
ユメノハジマリ
スマートマウアー
トミケンルーア
サニークラウド
ヤマイチダンディ
 ユメノハジマリはMr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reasonの系列ぐるみにより全体をリード。ストロングリターン産駒としてしっかりした内容を示す芝・ダート兼用型の配合馬。
 スマートマウアーはNorthern Dancer4×4・5(中間断絶)を呼び水として、欧米のスピード・スタミナをバランス良く活用。必ずしも短距離型の配合内容ではないが、好調期のしぶとさを秘めている。

中山5R・芝2000m・14頭
ペルナデザイン
ポルトラーノ
ウレキサイト
イサク
グレイジャックマン
 ペルソナデザインはHornbeam、Almahmoudの系列ぐるみを主導として、Kalamounの中間断絶により欧州系スピード・スタミナをまとめた点に妙味がある。きっちり仕上がった際の意外性を秘めた配合馬。
 ポルトラーノはノーザンテースト4・5×4の系列ぐるみが主導で、父オルフェーヴルの特徴を比較的うまく受け継ぐ血統構成。中距離路線で実績を残しやすいスピード・スタミナ比率を示している。

阪神5R・芝2000m・5頭
グランデストラーダ
ヴァロリザー
マスターフェンサー
 グランデストラーダの配合は少し主導の明確性に欠ける点が惜しまれるものの、シンプルかつバランス良くまとめられた点は魅力。芝中距離路線で早期から堅実な末脚を武器とした走りが期待できる。
 ヴァロリザーは強調された父スペシャルウィークのスピード・スタミナキーホースをきめ細かく押さえた点に妙味のある血統構成。平均ペースの芝中距離に適性を示し、長く良い脚が使えるタイプ。

阪神6R・ダ1400m・16頭
スマートセラヴィー
ハイパワードトップ
ニューモニュメント
メディクス
アーズローヴァー
 スマートセラヴィーはSecretariat−Bold RulerやRaise a Nativeが前面でクロスしており、米系の血を主体とした配合内容。母の父Mr. Greeleyが強調され、芝・ダートを問わず早期からスピード対応可能。
 ハイパワードトップはNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×4が主導。サンデーサイレンス3×3(単一)により欧米の血をまとめており、好調期の意外なしぶとさを秘めた血統構成の持ち主。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

ブルーグローブ 牡 父オルフェーヴル 母アースウィンド/ディープスカイ 矢野英一厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 サンデーサイレンス3×4(単一)を呼び水として、これにリマンド、スノッブの中間断絶が加わり、父オルフェーヴル内のスピード・スタミナキーホースが比較的うまく押さえられている。母内に世代の後退した部分があるため堅実なタイプではないが、開花後は芝・ダートを問わずマイル〜中距離路線でしぶとさ発揮が可能。

ハルサカエ 牝 父ゴールドアリュール 母タピルージュ/ワイルドラッシュ 大竹正博厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Halo3×5(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer4・6×6の系列ぐるみにより全体をリード。クロス馬相互の位置にちぐはぐな面はあるが、Nearctic、Khaledを通じて母の父内Wild Againのスピードもアシストされ、好調期の意外性を秘めている。開花は比較的早く、父のイメージ通りダート適性が備わっている。

ビーチサンバ 牝 父クロフネ 母フサイチエアデール/サンデーサイレンス 友道康夫厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Hail to Reason6×4(中間断絶)を呼び水として、Royal Charger、Almahmoud、Native Dancerなどのスピードを傘下に収めた形態。主導の明確性や血の統一性に欠け、上位クラスでの瞬発力勝負に不安を残すものの、主要なクロス馬をうまく連動させ、母のスピードをしっかり再現している。好調期の粘りある走りが可能。

サルウェーテ 牡 父エイシンフラッシュ 母ハローアゲイン/アグネスタキオン 堀井雅広厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Raise a Native5×5の系列ぐるみにより全体をリードし、Almahmoud、Bold RulerのスピードやAcropolis(=Alycidon)のスタミナを補給。父内ドイツ系や母系に不備を生じたため、信頼度の高い配合ではないが、母の持つスピードの血の生かし方に妙味がある。早期に仕上がる可能性を秘め、好調期は意外にしぶといタイプ。

ルモンド 牡 父ディープインパクト 母ウィステリアアーチ/キングカメハメハ 中内田充正厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer、Sir Ivor、Almahmoud、Promised Landなどが前面でクロス。それらが父母内にまんべんなく配置されたMahmoud〜Gainsboroughを介してしっかり連動する点に妙味がある。上位クラスでの決め手にやや不安を残すが、スピード・スタミナの質やバランスに優れ、芝中距離戦で長く良い脚を使えるタイプ。

ケンデューク 牡 父ノヴェリスト 母ハリウッドセレブ/ジャングルポケット 久保田貴士厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 ノヴェリストは自身の特徴であるドイツ系スタミナの再現が難しい種牡馬だが、当馬は母系Santa Lucianaがうまく呼応し、父内に大きな不備を生じずにまとめられた点が魅力。クラスが上がった際の瞬発力勝負ではツメの甘さを見せるかもしれないが、開花後のしぶとさ・タフさ発揮が可能。血統構成上は芝中距離に適性を示す。

ニホンピロヘンソン 牡 父ルーラーシップ 母ニホンピロアブミ/コマンダーインチーフ 安達昭夫厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 祖母内4代目のNever Bendは世代ズレとなり、全体をリードするのはNashua−Nasrullahの系統とNative Dancerクロスを伴うRaise a Native。シンプルさや強調された祖母の生かし方といった点に問題を抱え、信頼度の高い形態ではない。とはいえ、芝・ダートともに対応可能で、タフさや好調期の意外性発揮は見込める。

クリソベリル 牡 父ゴールドアリュール 母クリソプレーズ/エルコンドルパサー 音無秀孝厩舎
評価  中距離 芝□ ダ○
 Northern DancerとSpecialクロスを伴うNureyev3×5、Never Bend6×4の系列ぐるみにより全体をリード。近親度が強く仕上げ・調整の難しい面はありそうだが、生きている血の質の良さは魅力。全兄クリソライトの実績が示す通りダートの中距離戦に適性を示し、きっちり仕上がった際のしぶとさや底力を秘めた配合馬。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2018.05.10
『ザッツPOG 2018〜2019』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2018.04.26
『競馬王のPOG本 2018−2019』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。