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今週デビューの注目馬ピックアップ
10月20日
東京4R・芝1600m・18頭
タニノミッション
エアビオンディ
カナロアガール
グーガルラヴィ
スパークオブライフ
 タニノミッションの配合はNever Bend5×5の系列ぐるみ主導の明確性を備えた点が見どころ。これまでのウオッカ産駒と比べるとスピード優位の内容を示し、マイル戦への適性を秘めている。
 エアビオンディはNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×4、Hornbeam7×5の系列ぐるみにより母の父ジャングルポケットを強調。血の流れに良さがあり、好調期に反応の良い走りが見込める。

東京5R・芝2000m・18頭
サトノジェネシス
ランフォザローゼス
ヴァンケドミンゴ
トランスナショナル
ヴィクトリーキー
 サトノジェネシスは菊花賞、有馬記念を勝っているサトノダイヤモンドの全弟。Halo3×4・5(中間断絶)を呼び水とした形態で全体の血の連動が良く、スピード・スタミナのバランスにも優れた配合馬。
 ランフォザローゼスはHornbeam6×5の系列ぐるみを主導として、Lady Angela、Almahmoudなどのアシストを受け、血の流れに良さのある血統構成。開花後は息の長い末脚を武器とした走りが可能。

京都4R・ダ1800m・11頭
ゴルトマイスター
ヤマカツマッハ
ゴールドラグーン
バンディエラ
ヒミノブルー
 ゴルトマイスターの配合は父母の血の流れが万全ではないが、全体を通じて大きな不備を生じず、特に父ゴールドアリュールの血がシンプルにまとめられた点は魅力。早期に頭角を現す可能性を秘めている。
 ヤマカツマッハはNijinsky6×4・5の系列ぐるみを主導として、母の父ダンスインザダークのスピード・スタミナを再現。使われつつ良化するタイプだが、開花後は芝・ダートを問わずしぶとさ発揮可能。

京都5R・芝1400m・18頭
ブランノワール
ハニエル
ロナ
エールドール
ティレニア
 ブランノワールはMr. Prospector4×4を呼び水として、Northern Dancerの系列ぐるみにより全体をリード。欧米のスピード要素がバランス良く活用され、開花後の堅実性を秘めたマイラータイプ。
 ハニエルはAlmahmoud、次いでHornbeamの系列ぐるみにより全体をリード。ファンタジーS2着の実績がある祖母シンコウノビーが強調され、ハーツクライ産駒としてはスピード対応力を秘めている。

京都5R・ダ1400m・11頭
キョウワドリヴン
グルーヴィット
シンゼンマックス
レッドアルビオン
メイショウランセツ
 キョウワドリヴンはRaise a Native5×5の系列ぐるみを主導として、Bold Ruler、Almahmoud、Tom Foolなどのスピードを傘下に収めている。開花後の安定した走りが見込めるスピード型配合馬。
 グルーヴィットは母の父スペシャルウィーク強調型で、父内Storm Catや祖母内フレンチデピュティのスピードがうまくアシストされている。開花を果たせば芝・ダートを問わずしぶとい走りが可能。

10月21日
東京4R・芝1400m・18頭
ロカマドール
クレーリッチェ
インバウンド
エスタジ
キングオブコージ
 ロカマドールの配合はややシンプルさに欠けるものの、母の父ゴールドヘイローと父の父方Kingmamboがうまく呼応し、米系スピードの生かし方に妙味がある。開花は比較的早く、芝・ダートともに対応可能。
 クレーリッチェはNijinskyとHornbeamのスタミナを前面で強調。2歳戦のスピードレース向きではなく、使われつつ徐々に良化するタイプだが、開花後のタフな走りが可能。長い目で見てみたい一頭。

東京5R・ダ1600m・16頭
コスモロビンソン
ロサデラルス
シダクティブノンコ
サンロアノーク
ホープフルサイン
 コスモロビンソンの配合はSecretariat4・5×5の系列ぐるみが主導。父母の持つ米系スピード要素がきめ細かく再現されており、ダート巧者型の内容を示している。距離の適応範囲は広いタイプ。
 ロサデラルスはLady Angelaクロスを伴うNorthern Dancerの系列ぐるみを主導として、祖母内ノーザンテーストを強調。Bold Rulerのスピードアシストを受け、早期に仕上がる可能性を秘めている。

京都4R・芝1200m・10頭
ワールドウォッチ
トップソリスト
フィールドレイ
モズベイビー
チャンスウィルカム
 ワールドウォッチはMr. Prospector4×4(中間断絶)を呼び水として、Secretariat5×5の系列ぐるみにより全体をリード。祖母内欧州系スタミナのアシストを得て、短距離路線で粘るある走りが可能。
 トップソリストの配合は近親度が強くシンプルさに欠け、必ずしも素軽いスピードタイプではないが、Round Tableクロスや母の父Galileoのスタミナが活用され、好調期の意外なしぶとさを秘めている。

京都5R・芝1800m・13頭
ワールドプレミア
クルージーン
ディープサドラーズ
ダノングリスター
エスポワール
 ワールドプレミアはワールドエース(皐月賞2着)の全弟。Gainsboroughを核とした血の流れの良さ、Donatelloのスタミナ、Tetratemaのスピードアシストなどに魅力がある優れた血統構成の持ち主。
 クルージーンはNorthern Dancerクロスを伴うStorm Bird4×4を主導とした個性派配合馬。祖母エリンコート(オークス)の血がうまく活用され、きっちり仕上がった際の意外性は十分に秘めている。

新潟5R・芝1600m・18頭
トロシュナ
パンドラ
ジュエルインザサン
パラドール
アロハブリーズ
 トロシュナはRaise a Native6×4とNahua6×5の系列ぐるみを主導として、母の父内Mr. Prospectorを強調。全体のバランスがしっかり整っており、平均ペースのレースでしぶとい末脚発揮が見込める。
 パンドラはNorthern Dancer5×5・5の系列ぐるみを主導として、影響度数値DDDCと祖父母4頭からバランス良く能力を受け継ぐ配合形態。生きている血の質も良く、開花後の安定した走りが可能。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

スマートグランダム 牝 父Tale of the Cat 母Champagne Eyes/Flatter 加藤征弘厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Mr. Prospector3×4の系列ぐるみを主導として、次いでSecretariat4×5の系列ぐるみによりスピードをアシスト。かなり近親度の強い形態でバランスがやや崩れたため、ムラな面を見せることは予想される。とはいえ、父母の持つ米系スピードの生かし方は良く、好調期のダート戦で意外なしぶとさ発揮が見込めるタイプ。

パッシングスルー 牝 父ルーラーシップ 母マイティースルー/クロフネ 黒岩陽一厩舎
評価  中距離 芝○ ダ○
 Mr. Prospector4×4(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancer5・6・6・8×6の系列ぐるみにより全体をリード。父はGainsborough系、母はNasrullah−Nearco系と流れが異なり、これぞという個性・迫力に欠けることは否めないが、開花後の安定した走りが可能なバランスを保つ。芝・ダート兼用の中距離型。

ザイツィンガー 牡 父ドリームジャーニー 母ザッハトルテ/クロフネ 牧田和弥厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancer5・6×6・6の系列ぐるみにより全体をリード。Lt. StevensやHail to Reasonなども前面でクロスしており、シンプルさや血の統一性は今一つだが、父の母系エレクトロアートへの血の集合力を備えた点はこの配合の見どころ。ダート1200m戦での勝ち上がりだが、血統構成上は芝や距離延長への対応も可能。

ウルクラフト 牝 父ディープインパクト 母ウミラージ/Monsun 吉村圭司厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Lyphard4×4(中間断絶)を呼び水として、AlmahmoudとCourt Martialの系列ぐるみにより全体をリード。母内ドイツ系の血を生かし切れなかったことは上位クラスでの信頼を欠く要因だが、クロス馬の種類が少なく、Gainsboroughを核とした流れも良好。全体の連動態勢がしっかり整い、好調期の意外性を秘めた配合馬。

フォークテイル 牡 父ロードカナロア 母フォルクローレ/ダンスインザダーク 中川公成厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 母の父内4代目のNijinskyが世代ズレを生じたことや、強調された祖母内ガーサントに不備を抱えた点はマイナス材料。また、父のスピード・スタミナの再現状態も中途半端になったため、必ずしも信頼度の高い配合形態ではない。とはいえ、祖母内ノーザンテーストへの血の集合は悪くなく、早期レースでのしぶとい走りは可能。

ラストヌードル 牡 父オルフェーヴル 母リュヌドール/Green Tune 手塚貴久厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5・6×5・6は中間断絶のため影響力はやや弱く、主導の明確性に欠けることは惜しまれる。上位クラスでの瞬発力勝負への対応にやや不安を残すが、Viaux Manoir、Worden、Djebelなどの欧州系スタミナが活用され、特に母の父Green Tuneの生かし方に妙味がある。使われつつ徐々に良化するタイプ。

ヴァイトブリック 牡 父シンボリクリスエス 母ヴァイスハイト/アドマイヤベガ 和田正一郎厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ○
 Nashua5×6の系列ぐるみで全体をリードし、Hail to Reason4・7×5・6は欧米の血をまとめる上で有効。父母双方に不備を生じたことは瞬発力勝負への対応という点での不安要素だが、全体のバランスは整い、Robertoへの血の集合力も備わったことから、好調期は意外にしぶといタイプ。時計を要する芝やダート向き。

サトノウィザード 牡 父ロードカナロア 母ブロードストリート/アグネスタキオン 松田国英厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 主導の明確性に欠けることは惜しまれるが、父母の持つスピード・スタミナ要素をきめ細かく再現した点が当馬の見どころ。Bold Ruler、Almahmoud、Tudor Minstrelなどが前面でクロスとなり、どちらかといえばスピード優位のため、厳しい流れの中長距離戦に不安を残すものの、開花後はオープンクラス通用可能な配合馬。

ハバナウインド 牡 父ハービンジャー 母グァンタナメラ/フジキセキ 浅見秀一厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Nijinsky6×4の系列ぐるみにより全体をリード。Le Fabuleux6×4はその父系Wild Risk−Rialtoが世代ズレを生じており、ここが信頼を欠く要因となる。全体バランスは悪くなく、クロス馬の種類も「48」と比較的少ないため、同父産駒としては仕上げやすさを備え、平均ペースのレースで好調期のしぶとさ発揮は期待できる。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2018.05.10
『ザッツPOG 2018〜2019』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2018.04.26
『競馬王のPOG本 2018−2019』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。