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今週デビューの注目馬ピックアップ
8月19日
新潟5R・芝2000m・12頭
ブリスフルデイズ
プリマドンナ
ノーブルバルカン
ワセダインブルー
アメノムラクモ
 ブリスフルデイズは同じくキングカメハメハを父に持つ近親ルーラーシップと共通性のある血統構成を示し、Hyperion系の流れに良さがある。開花後は芝中距離路線で息の長い末脚を武器とした走りが可能。
 プリマンドンナはトニービン3×4(中間断絶)を呼び水として、Northern DancerとHornbeamの系列ぐるみにより全体をリード。仕上げの難しいタイプと推測されるが、好調期の意外性を秘めた配合馬。

新潟6R・芝1400m・18頭
メイモアナ
コウギョウブライト
マリノディアナ
ルアナ
マイティーワークス
 メイモアナの配合は主導の明確性に欠けるものの、Northern Dancer5・6・6・8×4(中間断絶)呼び水のもと、祖母スターアルファのスピードを再現。芝・ダートを問わずしぶとい走りが可能。
 コウギョウブライトは祖母内ノーザンテースト強調型の仕上げやすい血統構成の持ち主。影響度数値もBCCLと整っており、早期の短距離〜マイルあたりで安定した走りを見せる可能性を秘めている。

小倉5R・芝1200m・13頭
モズスーパーフレア
ジャスパープリンス
マッスルバローズ
ジューンナイト
スプリングフライト
 モズスーパーフレアの配合はRaise a Native、Bold Ruler、Tom Foolなどの米系スピードを前面で活用。器用さに欠ける面はあるかもしれないが、短距離適性を備えた早期完成型の内容を示している。
 ジャスパープリンスはStorm Cat4×3(中間断絶)を呼び水として、Secretariat5・6×5・5の系列ぐるみにより全体をリード。ややムラだが、好調期に意外な先行力を発揮する可能性を秘めた配合馬。

札幌5R・芝1500m・14頭
トラヴィアータ
ダノングレース
ミカリーニョ
イルーシヴグレイス
ジュリーハーツ
 トラヴィアータはGlorious Song5×4の系列ぐるみを主導として、祖母内Singspielの良さを再現した個性派配合馬。スピード優位のわりに早期に完成するタイプではないが、動向には注目してみたい一頭。
 ダノングレースの配合はLyphard4×6の系列ぐるみ主導の明確性を備えた点が見どころ。強調されたAlzaoへの血の集合力も備わり、平均ペースのレースでしぶとい末脚発揮が期待できるタイプ。

8月20日
新潟5R・芝1600m・18頭
デルニエリアリテ
ノチェブランカ
ラッキーライラック
ラヴァクール
シエルクレール
 デルニエリアリテはAlmahmoudやNearcticのクロスを持たず、Native Dancerクロスを伴うRaise a Native5×4が主導。ゼンノロブロイ産駒としては異色の形態を示すマイラータイプの配合馬。
 ノチェブランカの配合はHail to Reason−Turn-toとAlmahmoudのリードにより、父の父方Haloに血を集合させた形態。マイルの距離は少し短いかもしれないが、母の血のイメージよりも開花は早いタイプ。

小倉5R・芝1800m・10頭
ルリジオン
コンファーメント
フルオーライト
タンロン
キーフラッシュ
 ルリジオンはMr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Nashuaの系列ぐるみにより全体をリード。His Majesty(=Graustark)やNijinskyのスタミナがアシストされ、距離適応範囲の広い配合馬。
 コンファーメントはNorthern Dancer5×3・6の系列ぐるみが主導。これにBlushing GroomやMr. Prospectorの中間断絶が加わり、近親度が強く仕上げにくい形態だが、好調期は意外にしぶといタイプ。

小倉6R・芝1200m・12頭
アンヴァル
レッドランディーニ
オーロスターキス
リリカルドリーム
タガノシムナ
 アンヴァルはMr. Prospector4×5・5(中間断絶)を呼び水として、Bold Rulerの系列ぐるみにより全体をリード。父母の持つスピード要素がしっかり活用され、早期・短距離適性は十分に備わっている。
 レッドランディーニはNorthern Dancerクロスを伴うLyphard4×6が主導。必ずしもスプリンタータイプではないが、Alzaoへの血の集合は良好。開花は比較的早く、好調期にしぶとい末脚発揮が可能。

札幌5R・芝1800m・9頭
リシュブール
ゴーフォザサミット
ルーカス
マイスターシャーレ
 ここは少頭数となったものの、なかなかの好メンバーが揃った楽しみな一戦。
 リシュブールは現3歳のヴァナヘイム(京都2歳S2着)と同血で、Hornbeamを主導とした優れた血統構成の持ち主。早期レース向きではないが、成長力やきっちり仕上がった際の底力を秘めている。
 ゴーフォザサミットはNorthern Dancer5×4(中間断絶)呼び水のもと、母の父Storm Catのスピードを再現。半兄ショウナンマイティほど個性・迫力のある配合ではないが、開花後の安定した走りが可能。
 ルーカスは全兄にモーリスを持つバランスの良い血統構成馬で、特に強調された母の父カーネギーのスピード・スタミナをシンプルに再現できた点が見どころ。開花を果たせば堅実でタフな走りが期待できる。


by つきじ修治



新馬勝ち馬の血統評価&配合ポイント

サクステッド 牡 父タートルボウル 母メガクライト/アグネスタキオン 小西一男厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ□
 Northern Dancer4×4(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。母のスピード・スタミナの生かし方に優れ、距離適応範囲は比較的広いタイプと推測される。父の母方の影響度は「0」だが、大きくバランスを崩しているわけではない。ややツメは甘いが、中堅級で通用可能な内容を確保。

ヒロシゲゴールド 牡 父サウスヴィグラス 母エフテーストライク/ブラックタキシード 北出成人厩舎
評価  短〜中 芝□ ダ○
 Northern Dancer5×6は中間断絶のため影響力はやや弱く、全体をリードするのはBold Ruler5×7の系列ぐるみ。主導の明確性や血の統一性に欠けることは否めず、芝スピード対応は割引きが必要となるが、祖母内でPharis、Pesian Maid−Tehranなどのスタミナが押さえられ、ダート路線でのタフな走りが可能な配合馬。

ハイヒール 牝 父トーセンホマレボシ 母ドリームスケイプ/エルコンドルパサー 清水久詞厩舎
評価  マ〜中 芝○ ダ○
 Northern Dancerクロスを伴うノーザンテースト3×3により全体をリード。これにMr. Prospector、Bold Ruler、Tom Foolなど米系スピードをアシスト。近親度が強くシンプルさに欠けるため、安定味や硬い馬場での瞬発力に不安を残すが、芝・ダート兼用資質を備え、好調期の意外性発揮は可能。開花は比較的早いタイプ。

クレバーバード 牡 父シンボリクリスエス 母クラックシード/キングカメハメハ 清水久詞厩舎
評価  マ〜中 芝□ ダ□
 Nashua5×6の系列ぐるみにより全体をリード。父内4代目Princequilloが母内は8代目と奥まった位置に配され、そのスタミナを裏付けるPapyrus−Tracery、Gay Crusaderなどを押さえられなかったことからもクロス効果は不十分。開花は早いが、父母双方に不備もあり、成長力に不安を残す配合形態であることは否めない。

ルヴァンスレーヴ 牡 父シンボリクリスエス 母マエストラーレ/ネオユニヴァース 萩原清厩舎
評価  中距離 芝□ ダ○
 Hail to Reasonクロスを伴うRoberto3×5のリードで父の父Kris S.を強調。この配合の問題はそのKris S.内に弱点を生じたこと。父の母方Crimson Satan内の不備もあり、堅実性を備えたタイプではない。そのかわり、「45」と比較的少ないクロスでまとめられたことから、Roberto主導型として開花の早いタイプと推測される。

スーサンドン 牡 父フサイチセブン 母グランジョイ/ダンスインザダーク 岩本市三厩舎
評価  短〜中 芝○ ダ○
 Mr. Prospector3×4の系列ぐるみにより全体をリード。Halo4・5×4やNorthern Dancer4・5×5・6(ともに中間断絶)の派生もあり、シンプルな内容とはいえず、モロさの同居するタイプ。とはいえ、父母のスピード要素をしっかり押さえたことは確かで、好調期の意外性は備わる。ローカル・平坦コースは合うタイプ。

フラットレー 牡 父ハーツクライ 母リッチダンサー/Halling 藤沢和雄厩舎
評価  中距離 芝○ ダ□
 Northern Dancer5×4・6(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。影響度数値FCAHと好バランスを保つことや、強調された祖母内欧州系スピード・スタミナを活用できた点が長所。ここ一番のレースでの決め手にやや不安を残すが、芝中距離路線で堅実な末脚を武器とした走りが可能。


by つきじ修治

メディア掲載情報
 東京スポーツ(系列紙含む)で連載されている「新馬戦血統指数」「新馬勝ち馬この一頭」「研究室の結論」以外のメディアでの活動状況をお知らせします。

2017.05.11
『ザッツPOG 2017〜2018』(東京スポーツ新聞社)が発売になりました。当事務所は「種牡馬別注目の2歳馬」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『競馬王のPOG本 2017−2018』(ガイドワークス)が発売になりました。当事務所は巻末袋とじ「最終結論」のコーナーを担当しています。
2017.04.27
『最強のPOG青本 2017〜2018』(KKベストセラーズ)が発売になりました。当事務所が新種牡馬について取材を受けた記事が「ドラフト対策」コーナー内に掲載されています。



ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)のI理論評価基準


 ペガサス・ビューロー(ペガサス血統研)では、下記のとおりチェック項目を@〜Jに分類し、評価ランクを6段階で設定しています(なお、下部4項目は評価ランクに反映されない参考データです)。

@主導明確性
A位置・配置
B血の結合度
C血の集合力
D弱点・欠陥
E影響度バランス
F種類・数
G質・再現度
H流れ・統一性
Iスピード要素
Jスタミナ要素
----------------
■芝適性
■ダート適性
■日本適性
■成長力

 血統評価ランクの算定は、まず@〜Jの各項目を○、□、△で評価した上で、○=10ポイント、□=5ポイント、△=0ポイントとし、それらすべてのポイントを合計します。

評価ランクと合計ポイント(全馬の想定分布率)
Sランク= 80以上 (2%)
Aランク= 70〜75(10%)
Bランク= 60〜65(20%)
Cランク= 50〜55(25%)
Dランク= 40〜45(35%)
Eランク= 35以下 (8%)

近年の活躍馬の評価例
ソウルスターリング
(父Frankel、母スタセリタ、母の父=Monsun)
評価ランク=
@主導明確性   〇
A位置・配置   □
B血の結合度   □
C血の集合力   〇
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス □
F種類・数    △66
G質・再現度   ○
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  ○
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    △
■成長力     ○
距離適性=中〜長
《初勝利時の評価コメント》
 Northern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導として、ドイツ系Birkhahnのスタミナをアシスト。その他にもPersian Gulf、Tantiemeなど重厚な欧州系の血が押さえられ、スタミナ面は父よりも上。いかにも欧州の深い芝向きといった内容で、今後の課題は日本の硬い芝への対応となるが、開花を果たした際の底力は十分に備わる。

サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父=Orpen)
評価ランク=
@主導明確性   □
A位置・配置   □
B血の結合度   〇
C血の集合力   □
D弱点・欠陥   〇
E影響度バランス 〇
F種類・数    □55
G質・再現度   □
H流れ・統一性  〇
Iスピード要素  □
Jスタミナ要素  □
-----------------------
■芝適性     ○
■ダート適性   □
■日本適性    □
■成長力     □
距離適性=中距離
《初勝利時の評価コメント》
 Halo3×4・5(中間断絶)とNorthern Dancerの系列ぐるみを前面に配しており、この形態は同父産駒ヴィルシーナ(ヴィクトリアM連覇)と共通性があるが、スピード・スタミナや全体のバランスという面でいえばむしろ当馬の方が上。距離の融通性も備わっており、開花を果たせば上位クラスで通用可能な血統構成の持ち主。